Googleの支援を受けるコンシューマーテクノロジー企業Glanceは、米国のSamsung（サムスン）ユーザー向けに、AIを活用した魅力的なコマースとコンテンツ検索を提供するAIコマースプラットフォーム「Glance AI」を発表した。

この戦略的パートナーシップの一環として、SamsungユーザーはGlanceのAIショッピング体験とスタイリング体験を利用できるようになる。

Glance AIは、アプリとロック画面の両方で利用できる生成AIショッピングプラットフォームだ。ユーザーの自撮り写真または画像ギャラリーの画像から学習し、ユーザーに似合う服を着用したリアルなスタイリング画像を生成する。タップするだけでリアルタイムに購入することも可能で、インスピレーションから購入まで瞬時に行うことができる。

トレンドコンテンツ、地域イベント、ソーシャルメディアを活用して、最新の関連性の高い、魅力的なおすすめ情報を提供する。

これらのおすすめ機能と注文処理は、米国およびその他の国々の400を超える主要ブランドや小売業者と築き上げてきた幅広いパートナーシップに基づいているのだという。

さらに、アプリではロック画面に直接機能を配置して簡単にアクセスでき、各スタイルをロック画面の壁紙として保存したり、ダウンロードしてネットワーク全体で共有したりすることもできる。

同社の創設者兼CEOであるNaveen Tewari氏は「Glance AIは、誰もが最高の自分になりたいという人間の根源的な真理に基づいて開発されています。この願望と現実を隔てているのは、可能性の認識、あるいはそれを実現するプラットフォームへのアクセスです」と、述べている。

同社と提携するSamsungは米国で展開するすべてのデバイスにGlance AIを搭載するとしている。また、この機能はオプトイン方式とのことだ。

サービスの展開は、Galaxy S22 plus、Galaxy S22 Ultra、Galaxy S23、Galaxy S23 Ultra、Galaxy S23 plus、Galaxy S24、Galaxy S24 Ultra、Galaxy S24 plus、Galaxy S24 FE、Galaxy S25、Galaxy S25Ultra、Galaxy S25 plusといった人気のSamsung製端末から段階的に開始するとのこと。残りのデバイスモデルへの展開は、今後30日以内に完了する予定だとしている。

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