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2025.06.18

知財ニュース

エプソン、人と並んで作業できる新型人協働ロボットを発表―欧州・国内で販売へ、クリーンルーム対応

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セイコーエプソンは、40年にわたる産業用ロボット開発の実績を基盤に、人と並んで安全に作業できる新型の「人協働ロボット」を開発したと発表した。同ロボットは2025年内に日本および欧州で販売が開始され、今後、対象地域を順次拡大予定。従来の製造業だけでなく、ライフサイエンスや製薬といった、人が介在する工程やプロセスの自動化を提案し、多様な業界での活用を目指していく。

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新型ロボットは、衛生管理が厳しいクリーンルーム環境に対応できる設計であることが特徴。国際規格に準拠した高いクリーン性能と防塵や防滴性能を持ち、ネジ穴や角を極力なくした滑らかな外装は埃や汚れが付着しにくく、衛生的な状態を保ちやすい構造になっている。

さらに、導入のしやすさも追求。プログラミングには「Python」を採用し、研究開発の現場などでもスムーズな導入と柔軟なカスタマイズができる。また、さまざまな設置環境を想定し、幅広い電源規格に対応できるという。

エプソンは、新たな人協働ロボットを通じて、製造業の多様なニーズに応えるだけでなく、これまで自動化が難しかった専門分野の生産性向上と作業の自動化を支援し、より多くの業界にソリューションを提供していく考えだ。

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マニュファクチャリングソリューションズ事業(セイコーエプソン)

Top Image : © セイコーエプソン 株式会社

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