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2022.09.05

知財ニュース

NFTがユーザー認証やイベント入退場のカギになるWeb3スマートロックシステム「wΞlock(ウィーロック)」を発表、特許取得

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​a42株式会社は、NFTがカギになるWeb3スマートロックシステム「wΞlock」(ウィーロック)を2022年8月に発表した。

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「wΞlock」は、Web3ウォレットによるユーザー認証とブロックチェーン上のNFT所有権を確認することで、特定のNFT所有者にのみスマートロックの操作を許可できるシステム。「wΞlock」を使うことで、NFT所有者のみが入場できるイベント会場や宿泊施設、コワーキングスペースなど、NFTをチケットや会員証として利用する際に、ユーザーの認証と入退場を簡単に自動化できる。

また、「wΞlock」に使われている技術(Web3ウォレットを使った認証技術、およびNFTをはじめとしたスマートコントラクトで機器の利用を認可する技術)は特許取得済み(特許登録番号6894160)。

この特許技術は、スマートロックだけでなく、Web3ウォレットによる認証やNFTを用いたスマートコントラクトによる認証・認可を実現したいシステムで幅広く活用できる。

「wΞlock」の細かい機能については以下の通り。

・NFT による認証・認可
利用者が特定のNFTを所有していることを確認し、操作を許可する。
「wΞlock」は、既に発行済みのNFTによる認証・認可が可能であり、「wΞlock」利用のために新たにNFTを発行する必要はない。また、認証・認可においてブロックチェーンへのトランザクションは発生しないため、スマートロック操作時のガス代等のコストは発生しない。

・複数個のNFTによる認証・認可
複数個のNFTをリストアップ、またはNFTのコントラクトアドレスを指定し、その中のいずれかのNFTの所有者に操作を許可する。

・ENSによる認証
利用者が特定のENS(Ethereum Name Service)を所有していることを確認し、操作を許可する。

・ウォレットアドレスによる認証
NFTによる認証をスキップし、特定のウォレット所有者に操作を許可する。

・その他スマートコントラクトによる認証(カスタム機能)
NFTに限らず、独自のスマートコントラクトによる認証が可能。

開発元のa42株式会社は現在、事業者向けに、開発中の「wΞlock」を先駆けて利用できるアーリーアクセスプログラムを実施中。気になる方は、問い合わせてみてはいかがだろうか。

特許6894160 スマートコントラクトで機器の利用を認可する技術

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Top Image : ©︎ ​a42 株式会社

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