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2025.07.31

知財ニュース

高専生によるオンライン資金調達イベント「Kosenjin Giving Campaign 2025」が開催―10月10日から19日まで

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株式会社Alumnote(アルムノート)と一般財団法人高専人会は、高専生の多様な活動を資金面で支援するため、高専生による資金調達イベント「Kosenjin Giving Campaign 2025」を共同で開催する。期間は10月10日から19日までの10日間。

Giving Campaignは、日本全国の学生が、部活動・サークル・研究室などの団体ごとに、自身の活動をSNS上やOBOGネットワークを通じて発信し、活動に対して応援や支援を募る国内最大級のオンラインイベントだ。

同取り組みは、これまで全国の大学にて5回開催され、累計3億円以上の寄付を創出してきた実績を持つ「Giving Campaign」の仕組みを、初めて高等専門学校(高専)にも展開するもの。

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イベントは、全国の高専生が部活動やサークル、研究室といった団体ごとに、自身の活動内容や目標をSNSやOBOGネットワークを通じてオンラインで発信し、その活動に共感した人々から応援や支援を募るためのプラットフォームとして機能する。

開催の背景には、高専が置かれている財政的な課題がある。高専は、実践的かつ創造的な技術者を育成する機関として産業界から高く評価され、卒業生は極めて高い就職率を誇っている。しかしその一方で、国からの基盤的な運営費交付金は長期的に減少傾向にあり、学生の課外活動や先進的な研究を支えるための外部資金の獲得が重要視されてきた。

現状では、活動に必要な費用を学生個人や教職員の持ち出しに頼らざるを得ないケースも少なくない。大学と比較して、高専のコミュニティにはまだ体系的な寄付の仕組みが十分に整っていないという実情があった。

そこで、これまで多くの高専生プロジェクトを寄付で後押ししてきた高専人会と、学生主導の寄付イベントに関する豊富なノウハウを持つAlumnoteが連携。それぞれの強みを生かし、全国の高専生が自らの挑戦を発信し、活動に必要な支援を得られる場として「Kosenjin Giving Campaign 2025」を立ち上げた。

sub3 Giving Campaign 2024 パートナー企業一覧(一部抜粋)

今回のイベントを通じて、次世代の技術者たちが自身の可能性を最大限に広げられる機会を創出することを目指していく。同主催者は現在、本イベントの趣旨に賛同し協力する高専や、参加を希望する学生団体、彼らの活動を支援するパートナー企業を広く募集している。

sub2 2024年12月に開催した、パートナー企業と参加学生の交流会である「Giving Campaign 2024 アフターパーティー」の集合写真

プレスリリースはこちら

Top Image : © 株式会社 Alumnote

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