No.1100
大阪・関西万博
2025.12.19
センサーで健康データを測定するサービス
カラダ測定ポッド

概要
「カラダ測定ポッド」とは、複数のセンサーやカメラを用いて、自身の「髪」や「肌」、「心血管」など、7つの項目をたった約5分で測定するサービス。健康データは、個人の健康状態を記録・分析する情報であり、現代のヘルスケアにおいて極めて重要な役割を果たしている。日常の中にヘルスケアが溶け込んだミライ社会を実現するためには、血圧や心拍数などの日々の計測データや、健康診断や人間ドックなど年単位で計測する健診データに加えて、認知症や生活習慣病予防のための月次の健康データ計測が重要になる。測定した健康データの履歴は、アプリからいつでも閲覧可能。大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで提供されたサービスで、現在はJR西日本の大阪駅などに設置しており、通勤や帰宅途中に気軽に利用することができる。
なぜできるのか?
大阪・関西万博で提供されたヘルスチェックサービス
大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで提供されたサービスで、複数のセンサーやカメラを用いて、自身の心血管、筋骨格、髪、肌、脳などの健康データを約5分で計測できる。測定した健康データの履歴は、アプリからいつでも閲覧することが可能。このサービスで、日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けることができる。この仕組みは、万博会期後も継続的に提供することが決定し、JR西日本の大阪駅などに設置されている。
通勤や帰宅途中に気軽に利用できる
現在、JR西日本の大阪駅などに設置されており、通勤や帰宅途中に気軽に健康データを測定することができる。今後は、JR大阪駅構内のヘルスケアサロン「DotHealth Osaka」内で、ヘルスケア関連の新商品やサービスの紹介・展示を予定している。また、オフィスビルやコンビニエンスストアなどへの展開、専門的なコンシェルジュによる健康アドバイスの提供、ヘルスケアデータと行動データの掛け合わせによる、よりパーソナライズされた体験の提供などを目指している。
アプリで健康データのチェックが可能
測定した健康データは「カラダ測定アプリ」でいつでも閲覧することができる。このアプリは、カラダ測定ポッドで計測した自身のデータを管理することができるWEBサービス。大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン公式アプリでデータエクスポートを実施したユーザーは、カラダ測定アプリで、データの引継ぎを行うことができる。大阪ヘルスケアパビリオンで計測したカラダ測定結果を引継ぎ、思い出として残しつつ、自分のカラダの変化に気づくことができる。
JR 西日本、BIPROGY、博報堂の3社による提供
JR 西日本、BIPROGY、博報堂の3社で構成される「PHR コネクト共同企業体」が、大阪パビリオンの「ミライのヘルスケア活動サポート事業業務委託」の委託事業者に選定された。この事業は、万博会期中にパビリオンで提供する「日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けられる」といった体験の仕組みを、民間事業者の自立的な運営のもと継続的に実施することを目的としている。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © 公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオン

