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2025.07.31
知財ニュース
ドン・キホーテ初の無人小型店舗「キャンパスドンキ」がオープン―大阪電気通信大学キャンパス内に開店

大阪電気通信大学とドン・キホーテなどを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、ドン・キホーテとして初となる無人小型店舗「キャンパスドンキ」を、大阪電気通信大学の寝屋川キャンパスに7月1日、オープンした。
同店舗は、PPIHが進める無人小型店舗モデルの実証実験第1号店として、省人化運営の検証と学生との新たな接点を創出することが目的。キャンパス内の限られたスペースを有効活用し、多くの学生が効率的に利用できる店舗を目指すと同時に、学生向けの新たな商品開発の場としての役割も担っていく。
店舗の運営には、NTTデータが提供するデジタル店舗運営サービス「Catch&Go®」を導入。設置されたAIカメラが利用者の動きや手に取った商品を認識し、各棚板に備え付けられた重量センサーが商品の増減を検知する。これらの情報をAIが複合的に分析し、LINEミニアプリQRで入店、決済に利用することで、利用者は商品を手に取って店を出るだけで自動的に決済が完了する「ウォークスルー」という新しい購買体験が可能になるという。
利用方法はシンプルで、まずLINEの公式アカウントを友だち登録し、専用のLINEミニアプリからQRコードをかざして入店。欲しい商品を手に取り、退店すると、購入履歴がLINEで確認できる仕組み。
「キャンパスドンキ大阪電通大店」は、大阪電気通信大学寝屋川キャンパスのエデュケーションセンター1階に開設され、営業時間は午前8時から午後9時まで。ドン・キホーテのオリジナルブランド「情熱価格」や「偏愛めし」といった食料品をはじめ、文房具や消耗品など約450アイテムを取り揃えている。
決済方法はクレジットカードまたはPayPayのみ。今後は、大学独自のキャンペーンやイベントの実施も検討されている。
Top Image : © 学校法人 大阪電気通信大学