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2024.12.17

知財ニュース

宇宙太陽光発電が現実に―JSS、航空機と地上間の無線送電成功、昼夜を問わず安定供給

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一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構(JSS)は、宇宙太陽光発電の実現に向けて高度7kmを飛行する航空機と地上との間での無線送電実証実験を長野県で行い、実験に成功したと発表した。

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宇宙太陽光発電とは、宇宙空間(地上36,000km上空)に配置した太陽光パネルで発電して、発電した電波を地上に送電し、地上で電力を利用する仕組みだ。運用時に二酸化炭素を全く排出することがないため、地球環境、温暖化対策として有効だとされている。

また、地上の太陽光発電と比べて、昼夜や天候に左右されない安定な電力供給が可能であり、約10倍の太陽エネルギーを得ることが可能なのだという。

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実証実験は長野県で行われ、航空機に送電部を搭載して、高度7kmを飛行する航空機と地上との間での無線送電実証実験を行われた。計測装置を、地上600m四方に13ヶ所配置し、航空機から発信される電波の計測を行った。

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計測の結果、限られた範囲に電波強度を絞ること(ビーム形成技術)、電波の集中するポイントを自由に変更できること(ビーム方向制御技術)の確認ができたのだという。今回の実験に成功したことで、JSSは、2025年に小型人工衛星による宇宙〜地上間の無線送電実証実験を行う予定だ。

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実験資料(PDF)はこちら

宇宙太陽光発電についてはこちら

Top Image : © 一般財団法人 宇宙システム開発利用推進機構

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