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2023.08.29
知財ニュース
Adobe Expressが刷新、生成AI「Adobe Firefly」を搭載し機能満載─モバイル版は近日リリース予定
生成AI「Adobe Firefly」を搭載した最新バージョンのAdobe Expressがさらに進化した。アドビが提供する「Adobe Express」は、デザイン、ビデオ、アニメーション、PDFなど、提供する機能をさらに使いやすく、オールインワンアプリとして提供するために使いやすく刷新された。
最新バージョンのAdobe Express(デスクトップ版)では、アドビが牽引する写真、デザイン、ビデオ、Adobe Fireflyによる生成AI機能、ドキュメントツールなどのパワーと精度が、AIファーストで設計された新しいオールインワンのコンテンツ編集アプリに集約。作業の過程でPhotoshopやIllustratorといったアドビの他アプリと連携することも可能だ。
Adobe Expressに搭載されているAdobe Fireflyの機能「テキストで画像生成」と「テキスト効果」は、テキストで指示文を入力するだけでカスタム画像やテキスト効果を生成できる。Adobe Fireflyは新たに日本語を含む100以上の言語のテキストプロンプトに対応しているため、世界中のユーザーが母国語を使用して画像やテキスト効果を生成することができる。
生成AI機能を搭載した「Adobe Firefly」は、Adobe Expressのワークフローに搭載することで、クリエイターはよりシームレスで直感的な作業を行うことができるようになる。これにより、デザイン作業における効率化を実現する。
画像、音声、ベクター、動画、3Dといったコンテンツや、ブラシ、カラーグラデーションといった素材と組み合わせて、「テキストで画像生成(Text to Image)」や「テキスト効果(Text effects)」機能を使うことも可能。これまで以上に迅速かつ簡単に、感動的で美しい、思い通りのコンテンツを生成できるという。
今回、Adobe Fireflyが日本語を含む100以上の言語に対応し、世界中のユーザーがAdobe Express内で、高品質な画像の生成、魅力的なテキスト効果の作成、ワークフローの効率化、好みの言語での生産性の向上を、より簡単に行えるようになった。これらのAIを活用した新機能は、現在デスクトップ版で利用可能。近日中にAdobe Express モバイル版でも対応が予定されている。
なお、Adobe Creative Cloudのメンバーシップには、Adobe Expressをフルに使える有料版のプレミアムプランが含まれているものもある。Adobe Creative CloudメンバーはAdobe PhotoshopとAdobe Illustratorで作成されたAdobe Creative CloudライブラリやアセットにAdobe Expressから簡単かつシームレスにアクセスし、編集作業を行うことが可能。また、リンクされたアセットは自動的に同期される。
Top Image : ©アドビ 株式会社