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2025.06.19

知財ニュース

脳波を100秒=100円で買い取るイベントも実施、脳波絵画の展示会「BRAIN WAVE ARTS」開催

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クリエイティブ集団「Konel(コネル)」は、市民から脳波を買い取り、そのデータから適正に収益化を図る組織「BWTC 脳波買取センター」の展示会を2025年6月4日(水)よりギャラリーArts Lane(アーツレーン)にて開始する。6/15(日)、 19(木)には100秒=100円で脳波データの買い取りも実施する。

sub4 アーツ千代田3331での「脳波自買機」の展示の様子

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今回は脳波絵画に焦点を当て、展示される作品はこれまでに取得された1700人以上の脳波データの中でも強い個性を放つデータから生み出されたもの。脳波は数ある生体データの中でも、科学的に多くの謎を残しながらも、人間の思考と密接に結びついた極めて個人的な情報だという。Konelはこの脳波を、現代における一つのメディアと捉え、そこに宿る「デジタルな規則性」と「アナログな唯一性」が交錯する瞬間を新しい抽象画として描き出している。

sub1 脳波絵画「My Son by M.U.」

本展では、横幅3メートルを超える大型作品「THINK ABOUT EVOLUTION」を展示。本作は、ダーウィンの『進化論』を読む9歳の少年の脳波データ(計3,000秒)をもとに制作されたもので、本来は目に見えない少年の思考や感性、そして豊かな内面世界を抽象的に映し出す。

sub2 アーツ千代田3331での「THINK ABOUT EVOLUTION」の展示の様子

sub5 アーツ千代田3331での展示の様子

さらに、展示会期間中の6月15日(日)と6月19日(木)には、来場者から脳波データを買い取りも実施する。買い取りした脳波データをもとに制作された作品を購入できる体験イベントとなる。この脳波データは100秒=100円で買い取られ、作品を購入した場合は、後日購入者に作品が配送される。また、6月15日(日)にはレセプションも開催され、作家であるKonelのメンバーが在廊し、作品解説や脳波の買い取り体験を案内する。

Konelは、2022年から「BWTC(Brain Wave Trading Center)」という脳波データの収集と販売を行うアートプロジェクトを展開しており、これまでにも金沢や台湾を含むさまざまな地域で脳波絵画の展示を行っている。

プレスリリースはこちら

Top Image : © 株式会社コネル

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