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2025.07.22

知財ニュース

JR東日本、アバターロボット「newme」を活用した駅案内業務の実証実験を開始―7月22日から、福島県内の3駅にて

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JR東日本は7月13日より、アバター開発を手掛けるavatarin株式会社と共同で、アバターロボット「newme(ニューミー)」を活用した駅案内業務の実証試験を開始する。実施場所は、福島県内の新白河駅、郡山駅、福島駅の3駅。

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今回の試験で特に注目されるのは、東京にある一か所のオフィスから、3つの異なる駅に設置されたアバターロボットを同時に遠隔操作し、顧客への案内を行うという点。

まるで駅員がその場にいるかのように、アバターロボットを通じて顧客に直接声をかけ、指定席券売機への誘導やきっぷの購入方法の案内などを行う。一人のオペレーターが一つの拠点から複数駅の案内業務を同時に担えるか、その実用性を検証。試験期間は2025年7月13日から8月31日まで。

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同社は2024年2月から、3回にわたってアバターロボットを用いた案内業務の実用検証を行ってきた。これまでの試験では、同一駅構内でアバターロボットを遠隔操作する、もしくは一拠点から一つの駅で遠隔操作するという前提で、通信環境や案内の実用性、社会受容性、安全性、操作性に関する課題の洗い出しを進めてきた。今回の実証試験はこれをさらに一歩進めたものとなる。

「JR東日本」は、「AIとロボットを駆使して働き方を改革」することを通じて、JR東日本のグループ 経営ビジョン「勇翔2034」におけるLX(Lifestyle Transformation)の実現にむけて取組んでいくとしている。

プレスリリースはこちら(1)(2)

Top Image : © JR東日本

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