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2022.12.30
知財ニュース
SIMPLEX QUANTUMと会津大学の「心電認証」技術が米国で特許を取得─セキュリティ分野での活用に期待

SIMPLEX QUANTUM株式会社と公立法人会津大学は2022年12月9日、両社が共同出願した「心電波形をもとに個人認証を行う技術」に関する特許が、米国での特許登録を完了したことを発表した。
本技術は一般的に「心電認証(ECG authentication)」と呼ばれるもので、検査台で四肢と胸部6か所に電極を取り付けて行われる従来の心電図検査とは異なり、簡易かつ正確に心電波形を捕捉し識別できるのが特徴。信頼性の高いアルゴリズムにより、加齢や健康状態の変化によって微妙に変化する心電波形を同一人物のものとして同定でき、第Ⅰ誘導(右腕と左腕から心臓に流れる電気を記録)で心電認証に耐えうる品質の心電図を取得できる。
なお、SIMPLEX QUANTUM株式会社では、本技術をもとに、携帯型心電計測デバイス「心電くん」を開発。LTE回線を使用して医師へ通信を行うため、タブレットやスマートフォンとのBluetooth設定の必要はなく、場所を選ばずに使えるほか、乾電池式で両手で約30秒握るだけで簡単に心電図を計測できる。
SIMPLEX QUANTUM株式会社と公立法人会津大学は、今回の米国での特許登録は、心電認証ソリューションをグローバルで展開する上で大きな一歩であるとしている。両者は今後、セキュリティ対策分野でも、世界で通用する日本発の技術開発を進めていくとしている。
Top Image : © SIMPLEX QUANTUM 株式会社