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2023.08.01

知財ニュース

BABYMETAL、ライブ配信の「視聴チケット」「有料スタンプ」をNFT化─その場限りの有料スタンプをコレクション可能に

有料スタンプ購入者に付与されるNFT

株式会社Kultureは2023年7月19日、BABYMETALライブ配信の視聴チケットと有料スタンプをNFT化する機能を開発したことを発表した。

本NFTは、株式会社アミューズの運営する配信プラットフォーム「LIVESHIP」で、6月に配信された「BABYMETAL RETURNS - THE OTHER ONE – LIVESHIP」の「THE ONE」限定特典として付与されるもの。配信中に購入した有料スタンプと同じイラストのNFTを付与することで、配信時の興奮やアーティストへの応援の気持ちを手元に残せるようになる。

<「THE ONE」限定チケット購入者に付与されるNFT> 「THE ONE」限定チケット購入者に付与されるNFT

今まで、ライブ配信中の有料スタンプは、多くのアーティストが配信時のチャットを盛り上げる演出として活用し、ファンもライブ配信の盛り上がりやアーティストへの応援の気持ちを表す場面で購入していたが、スタンプの多くは配信中その場限りの施策となっていた。

また、ライブ配信ではチケット風デジタル画像などを付与する事例もありつつ、よりファンに求められる参加の証が模索される中で、今回NFTでライブ配信参加の証を残すという取り組みを実施したとのこと。

<ライブ配信中にチャット欄でスタンプが利用される様子> ライブ配信中にチャット欄でスタンプが利用される様子

配信チケットは「THE ONE」限定チケット購入者に参加の証となるNFTを付与し、「THE ONE」マイページにコレクションすることができる。SBT(ソウルバウンドトークン)形式のチケットNFTのため、他者のウォレットへ移転できない仕様となっており、二次流通による売却益といったNFTの側面をあえて封じることによって、「代替不可能なデジタルデータ」という本質的な価値をユーザーへ提供し、イベントに参加した証を未来にわたって証明できるようにしている。

本NFTは、Kultureとアミューズが共同開発した専用ウォレット「A Wallet」で保有・管理されるが、「THE ONE」マイページ内の「THE ONE NFT BOOK」にシリーズごとにコレクションとして反映される。なお、コレクションページはBABYMETALの世界観に沿ったサイトデザインで、NFTのコレクティブルな価値を堪能できる。

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同社は今後も、LIVESHIPと連携し、ライブ配信体験とファンサービスをさらにアップグレードできる施策を展開するとしている。

なお、Kultureは2023年4月、会員制型NFTとして、BABYMETALの会員証型NFT「THE ONE ID (NFT)」を開発し、NFT保有者限定チャンネルを内包するDiscordサーバー「THE ONE Discord」を開設している。

THE ONE ID (NFT)」 THE ONE ID (NFT)」

プレスリリースはこちら(1)(2)

「LIVESHIP」公式サイト

株式会社 Kulture 公式サイト

BABYMETAL 公式サイト

Top Image : © 株式会社 Kulture

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