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2024.11.25
知財ニュース
Apple「探す」アプリが進化、持ち物の位置情報を共有可能に
Appleは、Appleの「探す」アプリに、新機能「Share Item Location」を追加すると発表した。
「Share Item Location」は、AirTagまたは「探す」ネットワーク対応アクセサリの位置情報を航空会社などの他社と簡単かつ安全に共有することで、ユーザーが置き忘れた持ち物を見つけだして取り戻せるようにサポートするiOSの新機能だ。
iOS 18.2のパブリックベータ版の一部として利用ができる。Appleによると、iPhone Xs以降向けに無料のソフトウェアアップデートとしてまもなくすべてのユーザーが利用できるようになるとのこと。
ユーザーは、自分のiPhone、iPad、Macの「探す」アプリで「Share Item Locationリンク」を生成する。リンクの受信者は、持ち物の位置情報をインタラクティブなマップ上に示すウェブサイトを表示できる。このウェブサイトは、新しい位置情報が利用可能になると自動的に更新され、最終更新日時のタイムスタンプが表示される。
各リンクにアクセスできるのは少人数に限られ、受信者は、リンクを表示するためにApple Accountまたはパートナーのメールアドレスで認証する必要があるとのこと。共有される位置情報は、ユーザーの手元に持ち物が戻るとすぐに無効になり、所有者はいつでも停止することも可能で、リンクは7日後に自動的に期限切れになる。
今後数か月の間に、エアリンガス、エア・カナダ、ニュージーランド航空、オーストリア航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、ブリュッセル航空、デルタ航空、ユーロウィングス、イベリア航空、KLMオランダ航空、ルフトハンザ、カンタス航空、シンガポール航空、スイスインターナショナルエアラインズ、ターキッシュエアラインズ、ユナイテッド航空、ヴァージンアトランティック航空、ブエリング航空など、15以上の航空会社が、「探す」の位置情報サービスの受け入れを開始する予定だ。
さらに、航空輸送テクノロジーのリーダーである国際航空情報通信機構(SITA)が、手荷物追跡システム「WorldTracer」に、「Share Item Location」のサポートを組み込むことも発表している。
Top Image : © Apple inc.