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2024.12.10

知財ニュース

健康保険証からマイナ保険証へ移行、12月から新発行停止―資格確認書で非登録者サポート

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政府は、2024年12月2日以降、現行の健康保険証の新たな発行は停止し、マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)を基本とするしくみに移行する。新規発行は停止されるが、手元にある健康保険証は有効期限までの間、最長1年間使用できる。国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入している人の多くは、保険証の有効期限が2025年7月または8月となっているとのこと。

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マイナンバーカードを持っていない、マイナ保険証の登録をしていない人には、本人の申請によらず、加入する医療保険者から資格確認書が交付され、医療機関・薬局の受診時は資格確認書により資格確認を行う。

マイナンバーカードを健康保険証(マイナ保険証)として利用するには登録が必要で、医療機関、薬局のカードリーダーで登録ができる。顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置き、顔認証などの本人確認で登録、利用が可能になる。また、セブン銀行ATM、マイナポータルでも登録が可能とのことだ。

マイナ保険証を利用することで、薬剤情報などの提供に同意をすると、お薬手帳を見せなくても過去に処方された薬や特定健診などの情報を初診でも医師、薬剤師にスムーズに共有することができる。

医療機関等で高額な医療費が発生する場合でも、マイナンバーカードを保険証として使うことで、患者が一時的に自己負担したり、役所で限度額適用認定証の書類申請手続きをする必要がなくなる。

また、マイナポータルから保険医療を受けた記録が参照できるため、領収証を保管・提出する必要がなく、簡単に医療費控除申請の手続きが可能だ。

「マイナンバーカードの健康保険証利用について」はこちら

「マイナンバーカードの健康保険証利用方法」についてはこちら

「よくある質問:マイナンバーカードの健康保険証利用について」(デジタル庁)

Top Image : © 厚生労働省

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