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2025.03.07

知財ニュース

ZEROCO、鮮度保持技術で日本の梨をドバイへ冬季輸出が可能に

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ZEROCO株式会社は、市川市農業協同組合(JAいちかわ)と協力し、鮮度保持技術「ZEROCO」を活用することで特産の梨を約半年間保管し、これまで冬季に輸出が困難だった千葉県産梨をドバイへ空輸することを実現した。

JAいちかわは、中東最大級の食品見本市「Gulfood 2025」に初出展し、日本で初めて果物の出展に成功。日本産食材の高付加価値化と輸出強化に大きく貢献した。

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ZEROCOが保有する鮮度保持技術「ZEROCO」は、今まで実現が難しいとされてきた低温・高湿の保管環境を安定的に達成し、食材や食品の鮮度を長期間、高品質に保持する。また予備冷却として活用することで冷凍食品の品質向上にも寄与する技術だ。

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JAいちかわは2013年からドバイ向けに梨の輸出を行っていたが、新型コロナウイルスの影響により近年は注文が減少し、冬季の輸出は特に困難な状況にあった。今回、鮮度保持技術「ZEROCO」を活用することで、2024年8月に収穫した梨を約半年間にわたり高鮮度のまま保管し、品質を維持した状態で冬季輸出を実現。

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これにより、ドバイ市場への年間を通した安定供給が可能となり、日本産梨の高付加価値化と海外市場での競争力向上に繋がるとしている。梨の品種や個体差はあるが「ZEROCO」により約1年間の鮮度保持が可能だ。

鮮度保持技術「ZEROCO」を通じて、日本産食材・食品の高付加価値化と輸出拡大を支援し、持続可能な食産業の発展に寄与していくとのこと。また、食材本来のおいしさを生活者に届けるとともに、生産現場をはじめとした食産業のサプライチェーンにおける在庫保管や出荷調整によるオペレーションの軽減、またフードロス削減や労務環境の改善に貢献するとしている。

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同社は、2025年3月11日から14日にかけて東京ビックサイトで開催される「FOODEX」に出展する予定だ。

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Top Image : © ZEROCO 株式会社

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