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大阪・関西万博

2025.06.04

知財ニュース

山形大学、ゲル粉末を使用した未来の「進化する冷凍食」を大阪万博「EARTH MART」で展示―3Dフードプリンター「JETCOCK」

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山形大学の古川研究室は、4/13ー10/13まで行われる大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」に「進化する冷凍食」として低温凍結粉砕含水ゲル粉末と低温凍結粉砕含水ゲル粉末を使用した未来のお米や未来の冷凍食品をニチレイフーズとの共創で展示している。

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古川研究室の3Dフードプリンター「JETCOCK」が展示され、近未来的な空間を実現。低温凍結粉砕含水ゲル粉末は見るだけでなく、匂いを体験できるコーナーも設置されている。

大阪・関西万博の「EARTH MART」は、放送作家の小山薫堂氏がプロデュースするパビリオンだ。日本人が育んできた食文化の可能性とテクノロジーによる食の最先端を提示し、より良き未来へと導く「新しい食べ方」を来場者と共に考える。その中の「未来のフロア」では、「進化する冷凍食」として古川研究室がニチレイフーズと共創し展示する。

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冷凍食品が一般的になってから半世紀以上。現在、その技術は大きく進歩して、ただ便利というだけではなく食材ロスや飢餓の問題を解決しながら、美味しくて新しい食べ物を生み出しはじめている。この展示は、その先にある大きな可能性のひとつなのだという。そして、低温凍結粉砕含水ゲル粉末は食べ物の形などの状態問わずおいしく長期保存ができ、さらに低温凍結粉砕含水ゲル粉末と3Dフードプリンターは食品ロスや(やわらかさを調節できることから)介護食への応用、宇宙食への展開が期待できる。

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低温凍結粉砕含水ゲル粉末をベースにお米の形に再成形したり、料理に転用することで、新しい価値を持つ未来の食品の可能性を提示している。他の食材から作られた米型の食品は、山形大学・古川研究室とニチレイフーズの共創によって実験的に開発された。

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Top Image : © 山形大学 古川研究室

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