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2025.03.14
知財ニュース
情報を網膜に直接投影するAIスマートグラス「Halliday Glasses」発売へ―Kickstarterに登場

HallidayのAIスマートグラス「Halliday Glasses」がKickstarterに登場した。
「Halliday Glasses」は、CES 2025でも注目されたAIグラスだ。同社独自の「DigiWindow」技術で、コンテンツを網膜に直接投影するため、明るい日光の下でも鮮明に表示することができる。この網膜に直接投影する方法により、ユーザーだけにディスプレイが見えるため、プライバシーも保護できるのだという。
「Halliday Glasses」の重さはわずか35gで、わずか3.6mmの世界最小ディスプレイモジュールだ。目に優しいグリーンのディスプレイで、ディスプレイは3.5インチスクリーンと同等の視野を提供し、周囲の視界を遮ることなく見ることができる。レンズは度付きのレンズにも対応できるとのこと。
バッテリーは、通常使用で12時間以上、連続使用で8時間以上持続できる。
最先端の滑り止め技術が組み込まれており、シリコン製のテンプルグリップと滑り止めの鼻パッドを備えている。さらに、調整可能な鼻パッドにより、独自の顔の形にぴったり合うものを簡単に見つけることができる。
DigiWindowディスプレイモジュールは、さまざまな顔の形や目の距離に合わせて設計された多機能な調整システムを備えている。モジュールを水平方向と垂直方向に移動して瞳孔の距離に合わせ、ノーズピースを調整して理想的な表示位置を見つけることができる。近視や遠視のユーザーは、視度に合わせてモジュールを回転させて、鮮明な視界を得ることができる。
会話の状況に応じた「Proactive AI Agent」も搭載されている。日常的なタスクのパーソナルアシスタントとしての役割に加え 第二の脳のように機能し、会話を聞いて、状況に応じた提案や情報サポートを提供してくれる。翻訳機能では、40を超える言語がサポートされている。
スマートフォンに触れることなく、AI搭載の通知で一日の予定も把握可能。重要なメッセージはピン留めして、簡単にアクセスできる。内蔵の歌詞ディスプレイで、ヘッドフォンを使わずにお気に入りの曲のストリーミング、Googleマップによるハンズフリーの道順案内も可能だ。音声テキスト変換機能を使用して、外出先でアイデアやインスピレーションのキャプチャもできる。
洗練された目立たないリングコマンドにより、より幅広いアクションにアクセスでき、ポケットからでもスマートグラスの操作ができる。メガネをタップ、スライドしての操作も可能だ。
価格は現在、早期割引でメガネ、マニュアル、付属アクセサリー付きで399ドルとなっている。配達は2025年4月を予定しているとのことだ。
Top Image : © Halliday
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