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2021.06.21

知財ニュース

凸版印刷株式会社が、視覚・聴覚・嗅覚への刺激によるパフォーマンス向上支援サービス「IoA Work for Senses」を開発

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凸版印刷株式会社が、リアルとバーチャルを融合した働き方支援サービス「IoA Work」の機能を拡張した「IoA Work for Senses」を開発した。

IoA Workとは、凸版印刷が持つ「IoA仮想テレポーテーション」技術を用いることで、ユーザーがリアル空間とデジタル空間を自由に選択しながらリモートワークに臨める環境を提供するサービス。これによって、リアルオフィスで「分身ロボット」を遠隔操作しながらデジタルオフィス空間で「バーチャルアバター」を用いてコミュニケーションを取るといった働き方が可能となった。

コロナ禍において、テレワークの普及とともにセンターオフィスを持たない企業が増えている一方で、コミュニケーション不足や環境に起因するパフォーマンスの低下が課題となっている。これまで、スマホに挿すだけで匂いを計測できる「noseStick」など、センサーとアプリケーションを組み合わせたサービスを開発してきた凸版印刷は、テレワークの課題に対する解決策として、設定されたシーンに応じて映像・音声・香り・照明をコントロールすることで集中力を高める「Your Space」、小型・軽量なイヤホン型脳波デバイスで心理状態を可視化する「b-tone」など、パフォーマンス向上を支援するソリューション・サービスを提供してきた。

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 「IoA Work for Senses」では、これらのサービスやソリューションをIoA Workへ実装し、個人ごとにカスタマイズすることで、圧倒的な没入感を作り出し、利用者がより集中し、パフォーマンスを高めることができる環境を実現する。

凸版印刷では2018年以降、独自の香り噴射機構を持つ株式会社アロマジョインと連携し、アロマシューターを活用した香りによる空間演出のソリューションを提供してきた。「IoA Work for Senses」では、アロマシューターを複数搭載したデバイスを開発し、120種の香料の組み合わせと、強度変化を実現。また、海辺や森林、カフェ、オフィスなどの映像を投影した曲面ディスプレイと連動した香りを出すことで、視覚と嗅覚を刺激し、よりリアルな空間を作り出し集中力向上を支援する。

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「IoA Work for Senses」は、2021年6月より試験提供が開始される予定だ。また、コクヨ株式会社の新オフィス「THE CAMPUS」に展示されている、パーソナルワークスペース「WORK POD」を「IoA Work」専用にカスタマイズした「IoA POD」にも導入され、2021年5月28日(金)より一般公開されている。

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Top Image : ©凸版印刷株式会社

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