News
2023.10.11
知財ニュース
Meta、次世代MRヘッドセット「Meta Quest 3」を10月10日発売─価格は7万4800円から
Metaは9月28日、新しい仮想現実（VR）と拡張現実（AR）用のヘッドマウントディスプレイ（HMD）「Meta Quest 3」の詳細を発表した。製品は10月10日発売、価格は128GBストレージモデルが7万4,800円、512GBモデルが9万6,800円。
同デバイスはVRとARの両方に対応しており、2つのRGBカメラを備えている。パススルー映像の解像度はMeta Quest 2よりも10倍向上し、Quest Proの2倍。さらに、深度マッピングセンサーも搭載され、高精細なAR表示が可能だ。
ディスプレイ解像度は片目あたり2,064×2,208ドットで、Meta Quest 2と比べて約30%向上し、光学設計も40%スリムになった。リフレッシュレートは90Hzで、テスト機能を使用すると120Hzにも切り替え可能。視野は110度（水平）と96度（垂直）で、パンケーキレンズの使用により光学系がスリム化した。ただし、アイトラッキングは搭載されていない。
Quest 3には3D空間オーディオを備えた一体型ステレオスピーカーが内蔵され、音量が40%向上。さらに、人間工学に基づき、より手にフィットする「Touch Plusコントローラー」が提供され、触覚フィードバック技術TruTouchも搭載されている。これにより、バーチャル環境内で物に触れたり、動いたり、反応したりする感覚を現実世界と同様に楽しむことができる。
Quest 3はMeta Questのすべてのアプリやゲームと互換性があり、500以上のコンテンツが利用可能。Meta Quest LinkケーブルとAir Linkもサポートされており、PCに接続することもできる。デバイスの重量は515gで、バッテリー駆動時間は最大で平均2.2時間。メディア再生時は平均2.9時間、ゲームプレイ時は平均2.4時間とされている。
特典として、128GBモデルと512GBモデルの両方に「Asgard's Wrath 2」というゲームが付属（12月からMeta Questストアで入手可能）。また、512GBモデルには「Meta Quest+」を6カ月間試すことができる権利も付属する。
Top Image : © Meta
