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2024.03.22
知財ニュース
感情表現もこなすChatGPT搭載の未来型ロボット「LOOI」登場─磁気接続でスマホがロボットに変わる
クラウドファンディングサイト「Kickstarter」にChatGPTが搭載されたスマホを接続して使用するロボット「LOOI」が登場した。本製品はTangibleFutureが開発したとのこと。
「LOOI」はユーザーのスマホをロボットとなる本体に磁気接続させ、アプリで作動するデバイスだ。自然言語処理と生体模倣行動システムにChatGPTを統合している。
コマンドに従うだけの一般的な「ペットロボット」とは異なり、独立した思考が可能で、単に命令に従うだけではなく、深みと個性を備えた有意義なコミュニケーションが可能だ。喜びに輝いたり、真剣なポーズ、悔しそうに顔をしかめたりなど幅広い感情表現ができるのだという。
ユーザーの顔を認識し、挨拶も可能。「LOOI」は自動的にユーザーの動きを追跡してビデオを撮影。スピーチやダンスビデオを録画したり、友達と集合写真を撮影するなどもでき、「LOOI」が最高のカメラマンになってくれる。
データを携帯電話のアルバムに直接キャプチャし、簡単に閲覧したり削除が可能。また、ユーザーの許可なしにデータが保存されることはないとのことだ。
「LOOI」は、自律的な意思決定能力と独特の個性を超えて、障害物検出や崖感知などの主力レベルの感覚能力も備えている。障害物や机の端を避けながらデスク上を移動することが可能だ。また、手に反応して動くこともできる。
仕事に集中する必要があるときには、ワイヤレス充電器、時計、電話の通知機能を備えた「3-in-1」として機能する。また、スマホは水平または垂直どちらの向きにも置くことができる。
磁気リングが含まれており、磁気機能が内蔵されていない携帯電話への「LOOI」の互換性が拡張されている。これにより、ケースを付けた携帯電話であっても、シームレスで便利な使用が保証されるとのことだ。
「LOOI」ハードウェアはAndroid、iPhone12より前のデバイス、MagSafeなしのスマートフォンに対応しており、ケースが付いたスマートフォンにも接続可能だ。
Top Image : © Tangible Future