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2022.08.25

知財ニュース

世界初の「植物性培養フォアグラ」が完成、100%植物性の『NEXTフォアグラバーガー』が販売開始

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培養肉、微細藻類、遺伝子組換え大豆の研究、代替肉の研究開発、代替肉商品の企画・製造、通販事業を手掛ける株式会社Dr. Foodsは、世界初の「植物性培養フォアグラ」を完成させた。

Dr.Foodsは、「Save the Earth with the power of science」を掲げ、地球を科学の力で救うことを目的としている。「植物性培養フォアグラ」は1年半の開発期間を経て、フランス人生物学博士 Dr.Alexis Guionet(グイヨネ アレクシ)とマーマフーズ株式会社の協業によって、世界で初めて開発に成功した。

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フランス料理の食材である「フォアグラ」は世界三大珍味とも言われ、世界中で愛されている食材だ。しかし、強制給餌を行いガチョウやアヒルを育てる生産方法が議論の対象となり、欧米や欧州連合において生産や販売を禁止する動きもある。そこでフランス人のアレクシ博士は、珍味であり愛好家も多い「フォアグラ」を、動物に負荷を与えない“植物性”で再現しようと考えたという。

Dr.Foodsが開発した「植物性培養フォアグラ」は、カシューナッツを麹によって特定の温度で発酵させ、それを再度また特定の温度によって発酵させたものが原料となっている。アレクシ博士による研究に加え、食品工場として64年の歴史がある「マーマフーズ株式会社」の協業によって「パテタイプのフォアグラ」と、焼いて食べることができる「フォアグラ」の二種類を完成させた。

「植物性培養フォアグラ」に、100%植物由来のサステナブルな代替肉シーフードを開発するネクストミーツ株式会社が発売している「ネクストバーガー」のバンズを使用した、完全植物性の『NEXTフォアグラバーガー』を、2022年7月2日(土)よりアメリカ発のバーガーショップ「WAYBACK BURGERS 表参道店」にて発売開始した。

Dr.Foodsは、今後も「植物性培養フォアグラ」の開発を進めていくことで、地球に優しい社会の実現に貢献していくとのことだ。

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Top Image : ©︎ 株式会社 Dr. Foods

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