No.1036
2025.05.16
子連れに良い場所を発見・共有できる子育てMAPアプリ
iiba(イイバ)

概要
「iiba(イイバ)」とは、位置情報と口コミを活用して、子連れに適したお出かけスポットを効率的に探索できるモバイルアプリ。「みんなでつくる子育てマップ」というコンセプトのもと、実際に利用したユーザーの評価や口コミ投稿が集約され、キッズスペースの有無やベビーカー対応など、親が外出時に確認したい子育て特化の情報を地図上で可視化させる。ユーザーは、行った場所を「iiba登録」するとポイントが貯まり、そのポイントをアプリ内で使うことができる独自のインセンティブ機能を採用。電車好き「子鉄スポット」や「子連れお風呂マップ」など、テーマに応じたマップ表示の機能や、AIによる「こどもタイプ診断」機能といった新たな機能も次々と実装され、子育て支援を充実させる多機能型アプリへと進化を続けている。
なぜできるのか?
子育て世帯の具体的ニーズに応える設計
「この店は子連れOKかな?」「雨の日、どこで遊ばせよう?」といった子育て中の切実な外出の悩みをピンポイントで解決したいという思いがアプリ開発の根底にある。従来の地図アプリでは得られない「子どもが騒いでも大丈夫か」「オムツ替えスペースはあるか」といった親目線の評価軸を設定し、子育て世帯が本当に必要とする情報を提供。遊び場や飲食店だけでなく、授乳室や親子トイレといった子連れに優しいスポットも共有でき、現地での急な対応にも備えられるよう設計されている。天候変化や子どもの機嫌など、忙しい日々の中でも柔軟に「いい場所」を探せる柔軟なUIを実現し、子連れ外出時の障壁を取り除いている。
ユーザー参加型のデータ収集メカニズム
「iibaあった!」機能で、ユーザーが発見した"いい場所"を簡単5秒で地図上にシェアできる仕組みを構築。行った場所を「iiba登録」すると、訪問記録にポイントが付与され、ゲーム感覚で継続的な情報提供を促進する。実際に訪れた親たちのリアルな評価が日々蓄積される仕組みで、全国3万件超の子育て関連スポット情報を収集している。現役の子育て世代の口コミが集まるからこそ、貴重で有益な情報が集まるMAPづくりが可能になった。ユーザー主導のデータベースによって、位置情報と質の高い口コミを融合させたプラットフォームを可能にした。
事業者や自治体との連携基盤の確立
地域事業者や自治体の「子育て支援パスポート事業」と連携し、データを連携。京都府における子育て支援パスポート事業と連携し、キッズフレンドリー施設の充実と、地域住民による子育てスポットの口コミや情報交換の機会を創出している。
相性のいい産業分野
- 旅行・観光
子連れ旅行の計画をサポートし、地域の家族向け観光スポットの発見と活性化に貢献
- 医療・福祉
小児科や子育て支援施設の情報をマップに共有し、子育て世帯の医療アクセス向上に貢献
- 食品・飲料
iibaの口コミを参考に、アレルギー表示や搾乳室の設置など、子育て世帯向けのサービスを充実
- アート・エンターテインメント
子供向けのアートイベントを、テーママップを活用して告知・拡散
- 住宅・不動産・建築
住宅・不動産会社が、子育て施設の密集度をiibaのMAPから参考にして、ファミリー向けの成約に活用
- 官公庁・自治体
治体がiibaのデータから、遊具の老朽度や公園の混雑度を可視化し、予算配分の優先順位を決定
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © 株式会社 iiba