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2024.01.16
知財ニュース
AIや感情解析など、先端テクノロジー体験イベント「TECHNO PIZZA x 3L night」を、Konelとリコーが共催
越境型クリエイティブ集団Konelは、未来のテクノロジーを体験できるイベント「TECHNO PIZZA(テクノピザ)」の第2回目をリコーと共催し、両者の開発中のプロトタイプを観賞・体験できるリアルイベントとして2024年1月26日(金)に開催する。
コラボイベント「TECHNO PIZZA x 3L night」として、リコーの実験的ワークプレイス「RICOH 3L」(東京都大田区)にて開催。また、テクノロジーを活用した働き方の未来について両者が語るトークセッションを同日開催する。
「TECHNO PIZZA」第1回目の開催の様子
「TECHNO PIZZA」は、Konelが主催する未来のテクノロジー体験イベント。開発中の最新のR&Dプロトタイプを直接体験・観賞いただけるイベントで、さまざまな企業とコラボレーションし、R&Dプロトタイプを告知・実験的に展示し体験できる場として展開している。
「TECHNO PIZZA」第1回目の開催の様子
第1回目は、株式会社ロフトワークと共催し、2023年9月14日に京都のクリエイティブコミュニティ「FabCafe Kyoto」で開催した。(「TECHNO PIZZA」第1回目の開催レポート )
第2回目となる今回は、リコーの先進的なワークプレイス「RICOH 3L」を会場に、リコーと共催する。
■イベント:TECHNO PIZZA x 3L night
日時:2024年1月26日(金) 18:30開場
場所:RICOH 3L(東京都大田区北馬込1-26-19)
参加費:無料(ドリンク代別途)展示内容:Log Flower、FUCHAT、IDEA FLOW、Future Teams、Share of Ambientほか
Konelが研究開発を重ねているプロダクトの体験展示のほか、リコーからも最先端テクノロジーを象徴するプロトタイプの提示を予定。R&D担当者と交流できる機会となり、新規事業開発のアイデア創出や交流の場として活用できる。
参加方法:Peatixの「参加チケット」(無料)をお申し込みください。
タイムテーブル:
18:30 開場
18:45 オープニング
20:00 トークセッション
(登壇:リコー コミュニケーション戦略センター ブランド戦略室室長 稲田 旬氏、リコー 先端技術研究所 HDT研究センターリーダー 下川 達也氏、Konel/知財図鑑 CEO 出村光世)
21:30 終了
おすすめの方:
新規事業開発をご担当されている方
最新のテクノロジーに興味のある方
未来のトレンドを先取りしたい方
実際の体験を通じて新しい発見を求めている方
展示内容
1. Log Flower(Konel)
「Log Flower」とは、部屋の雰囲気(感情)を栄養にして育つデジタル上の新しい植物です。吸収する感情によって成長の仕方が変わっていく「空間の写し鏡」のような存在であり、人びとの「いま」のコミュニケーションのあり方に気づきをもたらし、ひとの心のあり方を前向きに導く、世界にひとつだけの「観情植物」です。「Log Flower」は、音声感情解析AIであるEmpath*を使用し、30日間で成長していきます。最初は丸い「種」ですが、日々部屋の空気(感情)を吸収して「苗」となり、そして「花」へと部屋の感情に紐づいたオリジナルの形状と色に変化しながら成長します。取得感情の種類と色は、平常:白/喜び:黄色/悲しみ:青/怒り:赤
*人の声から感情を解析するAIです。声の音響物理的な特徴から数万人の音声データベースを元に喜怒哀楽や気分の浮き沈みを判定します。
2. FUCHAT(Konel)
FUCHAT(フューチャット)は、未来の自分からのビデオレターをAIで生成するシステムです。入力された5つの情報(写真、名前、性別、年齢、将来の夢)を元に、夢を叶えた姿の20年後の自分からのビデオレターをAIによって擬似的に生成します。
3. IDEA FLOW(Konel)
IDEA FLOWは、企業や大学の休眠特許や研究成果である難解な知財を分かりやすく翻訳し、気軽にアクセスし、誰もが参加できるオープンなプラットフォームです。AIを利用し、ワンクリックで事業アイデアを大量に生成することが可能であり、ユーザー同士がアイデアを共有しながら更にブラッシュアップし、アイデアだけで終わらせず、社会実装のためのマッチングまでをサポートするシステムです。
4. Future Teams(リコー)
私たちは「未来のはたらくチーム」において、人以外の存在と創造的にはたらくためのコミュニケーション手段を探索しており、最先端テクノロジーを象徴する2つの「相棒」をプロトタイピングしました。好奇心旺盛な"Lumi"は、チームの議論に耳を傾けながら、人があっと驚くひらめきをAIイメージとして提示してくれます。気づかい上手な"Foggy"は、会話からチームの感情を分析し、それに応じた5つの香りを調合して自然な形でケアしてくれます。
https://ars.electronica.art/who-owns-the-truth/en/future-teams/
5. Share of Ambient - Fire place(リコー)
Share of AmbentはRICOH 3L×Metalium llcとの共同研究によって開発された"雰囲気可視化システム"です。このシステムでは人と人とが普段取り交わす情報伝達媒介を喋る言葉だけではない、周辺環境音の情報を取り込み色と形によってヴィジュアライズすることで共感覚一致を発生させ、潜在的なコミュニケーションの可能性を体験することができます。
https://shareofambient.studio.site/
その他詳細はPeatixをご確認ください。
▶︎イベント詳細・参加申込ページ(無料):https://technopizza2.peatix.com/
トークセッション詳細
当日は「はたらく」をテーマに、Konel/知財図鑑CEO 出村光世と、リコーのコミュニケーション戦略センター ブランド戦略室室長 稲田旬氏、リコー 先端技術研究所HDT研究センターリーダー下川達也氏によるトークセッションを開催し、テクノロジーを活用した働き方の未来について妄想と具現の観点でお話しします。
トークセッションスピーカー:稲田 旬 リコー コミュニケーション戦略センター ブランド戦略室 室長
2005年リコー入社後国内で営業・SCM業務に従事。2009年から8年間欧州に赴任し、SCM・各国事業支援・事業立上げ等欧州ビジネス拡大に従事。17年に帰国後CEO直下で2036年ビジョン「”はたらく”に歓びを」の実現に向け、創造性事業に向けた人材と価値の創出を実行中。
下川 達也 リコー 先端技術研究所 HDT研究センター リーダー
2013年入社後、微細光学素子やグラスデバイスの研究開発に従事。2018年からグローバルR&D戦略としてドイツやシンガポールの拠点立ち上げに貢献。それと並行して2020年からはHuman Digital Twin at Work構想の立ち上げ、全体戦略を担当。2022年からは「未来のはたらく」を探求するためにオーストリアのクリエイティブ機関Ars Electronicaとの共同研究プロジェクトにサブPMとして参画している。
モデレーター:出村 光世 Konel / 知財図鑑 CEO
2011年アクセンチュアに所属時にクリエイティブ集団Konelを創業。東京、金沢、京都、ベトナムを拠点とし、30職種を超える異能のクリエイターと、デザイン・研究開発・アートの領域を横断するプロジェクトを推進。2020年、イノベーションメディア「知財図鑑」を立ち上げ、新規事業とテクノロジーのマッチングを開始。クリエイティブディレクター/プロジェクトデザイナー/知財ハンターとして分野を超えた未来実装を続けている。
Top Image : © 株式会社 コネル