No.748

2022.08.08

部屋の機嫌で育つ「観情植物」

Log Flower(ログフラワー)

LF KV PRTIMES

概要

「Log Flower(ログフラワー)」とは、部屋の雰囲気(感情)を栄養にして育つデジタル上の新しい植物。音声感情解析AIであるEmpathを使⽤し、置かれた空間の人々の4つの感情(喜・怒・哀・平常)を取得し、吸収する感情によって花の形や色など生育の仕方が変わりながら成長する。種、花弁の先端・中央・根元それぞれの部位ごとにその場その時の感情を取得し色相や形が変化するため、無数の組み合わせから唯一無二のオリジナルの花や種子が生成される。また、今後は成長した花やそこから生まれた種子はデジタルデータやNFT化し、販売・トレードを行なったり、コレクションとして画面に並べて表示するなどの機能も実装予定。自宅のリビングの他、エントランスや会議室などの人々が集まる空間で利用し、場の空気を可視化し感情の「気づき」を与えることで、感情の変化を知りコミュニケーションを見つめ直すきっかけになるプロダクトとして期待されている。

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KV-LogFlower kari01

05 LF Layer

KV-LogFlower kari04 ※プロトタイプのためアーカイブ・コレクション機能は未実装

なぜできるのか?

その空間ごとに形や⾊が変わるオリジナリティとアート性

「Log Flower」は、毎日リアルタイムで部屋の感情を吸収しながら、1ヶ⽉(30⽇)のスパンで成⻑する。最初は丸い種から始まり、苗となり、「花」へと部屋の感情に紐付いたオリジナルの形状と⾊に変化しながら育つ。

部屋の空気と感情を視覚化し「気づき」を提供

「Log Flower」はAI感情取得技術である「Empath」を使用し、目に見えない感情を収集・解析し、花の色や形状に反映することで感情を可視化する。そのため、感覚でしかわからなかった感情の「気づき」を得ることが可能。気づきにより場の空気を見直し、明るい会話や振る舞いを続けることで、よりよいコミュニケーションが⽣まれることにつながる。

過去の感情のゆらぎを花の形状でアーカイブ化

「Log Flower」は1日単位/1ヶ月単位で花の形状をアーカイブ。どの⽉にどういう感情が強かったのか振り返ることで、感情のゆらぎを把握でき、⾏動を⾒つめ直すきっかけに役立てられる。
※プロトタイプのため未実装

さまざまな⼈の「花」をコレクション化

集めた「種」や「花」は将来的に、コレクションとして好きな時に画⾯に表⽰することができ、遠く離れた家族や友⼈の植物、著名⼈の植物など、誰かの感情、部屋の雰囲気を体感することもできる。幸せな時間で育った花のコレクションや、好きなアーティストの感情で育った種を収集・育成するなどの楽しみ方も可能となる。
※プロトタイプのため未実装

育ったオリジナルの「花」や「種」をNFT化し、 販売・トレード

育ったデジタルプラントからは、将来的にその花の「種」を取り出すことができる。 成⻑した花や種は唯一無二のオリジナル性を生かしてデジタルデータとして譲渡したり、NFTにて販売・トレードを⾏うことができるようになる。
※プロトタイプのため未実装

相性のいい産業分野

IT・通信

エントランスや会議室に設置し、来場者やその場の雰囲気を可視化

AI

その場の感情を視覚化できるメディテーションディスプレイとして集中力や瞑想力を増進

教育・人材

オフィス空間や接客空間に設置しアンガーマネジメントに活用したり、 その他学校の教室でコミュニケーションの学びなどに活用

メディア・コミュニケーション

遠く離れた家族や友人の元で育っている「Log Flower」を遠隔でディスプレイ表示し、感情を共有

アート・エンターテインメント

アーティストが育てた「Log Flower」をデジタルデータやNFTとして販売・トレード

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top images:© 株式会社 東急エージェンシー

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