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2023.10.13

知財ニュース

Meta、生成AIを使った会話アシスタント「Meta AI」を発表─著名人がモデルのAIキャラクターも

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Metaは現地時間2023年9月27日、VR/AR開発者向けの年次開発者会議「Meta Connect 2023」で、生成AIチャットbot「Meta AI」をはじめとするAI製品を発表した。

「Meta AI」は、同社の大規模言語モデル「Llama2」をベースとしたカスタムモデルの対話型アシスタント。「WhatsApp」「Messenger」「Instagram」で利用でき、本イベントで発表された「Ray-Ban Metaスマートグラス」と「Meta Quest3」にも搭載される予定で、MicrosoftのBingとの検索提携によりリアルタイムの情報を提供する。

「Meta AI」は、テキスト内で「@MetaAI」と記入することで呼び出し可能。「Meta Quest」などの音声の場合は「Hey Meta」と語りかけることで呼び出せる。また、画像を出力する場合は「@MetaAI/imagine」と入力してからプロンプト(命令文)を入力することで、数秒で画像を生成できる。

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本イベントでは、プロンプトから好みの画像を生成できる「AIステッカー」も発表。同日発表された画像生成AIモデル「Emu」を利用し、チャットやストーリー向けにカスタマイズされたステッカーを簡単に生成でき、創造性にあふれたコミュニケーションが可能になる。

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また、パリス・ヒルトンや大坂なおみなど、実在の俳優やタレントなどの著名人がモデルとなった28種類の「AIキャラクター」も発表。各キャラクターは料理やダンス、ゴルフなど得意分野があり、これらの架空のキャラクターは「Instagram」や「Facebook」にプロフィールページを持っている。なお、チャットの際はプロフィール画像が動き応対する。

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「Meta AI」は、同日から米国でベータ版が展開済み。同社では今後、企業キャラクターでのカスタマーサポートbotなどを提供できるようになる開発者向けサービス「AI Studio」も発表しており、今後の機能拡張に期待が高まる。

ニュースリリースはこちら

「Meta Connect 2023」特設サイト

「Meta、次世代MRヘッドセット「Meta Quest 3」を10月10日発売─価格は7万4800円から」(ニュース記事)

Top Image : © Meta

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