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2023.08.10

知財ニュース

大日本印刷、XR・ブレインテック事業を展開するハコスコをグループ会社化─XR事業・新規事業を推進

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大日本印刷株式会社(DNP)は、XR(Extended Reality)のスタートアップの株式会社ハコスコが発行する株式の51%を取得。同社をグループ会社とすることを発表した。

ハコスコは、「現実を科学し、ゆたかにする」をミッションに、ブレインテック事業やXR事業を推進する、理化学研究所発の実験カンパニー。ECメタバースメタストア」などのサービスを通じて体験をデジタル化することで、空間や時間、身体の制限を超えて、「再現可能な体験の共有」の実現を目指す。

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DNPは、2023年5月に新中期経営計画にて、注力事業に「コンテンツ・XRコミュニケーション関連」を掲げ、積極的な投資を推進。2025年度までにはこの事業の売上を2022年度比で倍以上に成長させることを目指している。そこで今回、ハコスコをDNPグループに迎えることで、本事業の拡大を促進するとともに、スマートコミュニケーション分野での新規事業創出を図る。

具体的には、「メタストア」を活用したメタバース構築・運用支援を強化する。文化施設での作品展示や自治体の地域創生活動支援の強化のほか、ハコスコの専門人材ネットワークや空間コンピューティング技術とDNPの強みをを掛け合わせ、新規事業領域の開拓やシナジー創出を行っていくとのこと。

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両社は今後、協業を通して「XRコミュニケーション事業」の拡大を推進。多様な人材とともに価値を創造し、未来のあたりまえをつくる継続的なイノベーションの創出に取り組んでいくとしている。

プレスリリースはこちら(1)(2)

大日本印刷のXRコミュニケーション事業について

株式会社ハコスコ 公式サイト

ハコスコメタバースオフィス

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Top Image : © 大日本印刷 株式会社

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