No.747

2022.07.26

月額1万円からバーチャル店舗を開設できるECメタバース

メタストア

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概要

「メタストア」とは、専門知識不要でメタバース空間にストアを作れるECサービス。背景やスペースなどのテンプレートを選ぶだけで、月額1万円から実店舗を模した仮想的な店舗を1日ほどから開設できる。また、「メタストア」は、ECプラットフォーム・Shopifyなどの既存のECショップと連動した商品管理も可能。オフラインの店舗と同様に人と場所に根差した有機的なコマース体験を実現できることから、ショッピングや催事販売のみならず、行政カウンターや学校など幅広い用途での活用が期待される。

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実現事例 実現プロジェクト

BWTC Meta Store

BWTC Metaverse Store

アーティスト・コレクティブKonelが運営する脳波買取センター「BWTC」による脳波買取会「BWTC Trade Week」にあわせて、バーチャル空間に開設されたECメタバース「BWTC Metaverse Store」。

「BWTC」では、自動買取機を用いて市民から脳波を買い取り、独自のプログラムによって脳波絵画を生成し、展示およびさまざまな価格で販売している。買い取った脳波絵画のオンラインでの絵画閲覧、およびNFTでの発売リクエストを受け、メタストア上にECショップ「BWTC Metaverse Store」が開設された。開発元の株式会社ハコスコからメタストアのサービス提供を受けて実現しており、5名の有識者の脳波データをもとに生成した脳波絵画がNFT作品として限定発売されている。

BWTC Metaverse Store

なぜできるのか?

テンプレートを活用した簡単開設

事業者は、EC店舗の背景・スペース・什器・アバターのテンプレートを選んで陳列するだけで奥行きのある販売空間を構築可能。さらに既存の3DCGモデルを使えば1日でストア開設ができる。

実店舗の再現による高い検索性

事業者は、実店舗をそのまま3DCGでメタバース上に再現可能。そのため、従来のECショップとは異なり実際にメタバース内を歩きながら商品を探索・発見する体験をカスタマーに提供できる。

使いやすさを重視したUX設計

「メタストア」はウェブベースのため、VRゴーグルなしで利用できる。また、作成したストアはiFrameによりWebページに埋め込みできるほか、店舗の入り口をウェブページに貼り付けてカスタマーを誘導できる。

ボイスチャットによる対面接客

「メタストア」には、ボイスチャットを活用した店員と顧客のリアルタイム接客トーク機能を搭載。カスタマー同士のグループチャットも可能で、メタバース上でリアルタイムのコミュニケーションを取ることができる。

商材に合わせた決済方法

「メタストア」は、Shopifyとの連携のほか、NFTプラットフォーム「OpenSea」との連携によるNFT決済にも対応。これにより食品や日用品などの商材のみならずデジタルアート作品などの売買もでき、商材に合わせた決済方法を選択できる。

相性のいい産業分野

生活・文化

「メタストア」で自宅にいながらウィンドウショッピングを満喫

アート・エンターテインメント

展示だけでなくアート作品の売買もできるメタバースギャラリー

教育・人材

店員とカスタマー同士でリアルなコミュニケーションが取れるメタバースストア

メディア・コミュニケーション

1年中お祭り気分を味わえるメタバース縁日とバーチャル出店

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top images:© 株式会社 ハコスコ