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2022.03.08

知財ニュース

購入不要なアート・植物・家具の“可動産”サブスクで空間をプロデュース、新会社「KADOWSAN」が設立

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DAISHIZENとThe Chain MuseumとPARTYの3社は、可動産であるアート・グリーン・ファニチャーによって、創造的な場を提案・提供するサブスクサービスを展開する新会社「KADOWSAN」(かどうさん)を立ち上げた。全国の商業施設・オフィス空間などを植物や家具などの「可動産」でキュレーションする。

時代の変化によって、オフィスや施設の空間に対する考え方や価値、必要なモノが見直されるなか、そこから今の生活・働き方に合った「KADOWSAN」のコンセプトが生まれた。

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外装・内装などの「不動産」が土台として存在し、装飾的な役目としての家具を考えるのが従来のスタンスだったが、 コロナ禍でさまざまな働き方が浸透していくなか、オフィスなどの位置付けに変化がおきたことで、内装などの不動産のコストを減らし、アート・植物・家具を中心とする「可動産」によって身軽に創造的な空間をつくるという考え方が「KADOWSAN」だ。

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働く空間から、憩いの場まで、経済合理性を考えた「可動産」空間を提案し、コンセプトメイキングからインストールまで経験豊かなプロフェッショナルが集結し、アート・植物・家具を組み合わせた空間プロデュースを手掛ける。また、半期ごとにアート・グリーンはアップデートされ、絶えず進化を続けていくという。

ART


美意識、知性、文脈。同じ時代に生まれた作品ならではの刺激と迫力。
具現化された熱量が、空間にイマジネーションをもたらします。

GREEN


自然だけが有する圧倒的な情報量。空間を整え、脳をニュートラルに。
人間が本来持つ直感を呼び覚まし、知的生産性を高めます。

FURNITURE

数は必要なだけ、機能も無駄なく。柔軟で迅速な変更が可能な家具たち。
モノに縛られることなく、経営にスピードと柔軟性を。

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造園家・グリーンディレクター(KADOWSAN共同代表)
齊藤 太一

DAISHIZEN代表取締役
1983年生まれ。岩手県出身。造園家。高校在学中から独学で造園を始める。都内の園芸店を経て、2011年 株式会社DAISHIZEN設立。自然と建築と人との調和を目指した造園を得意とし、建築のコンセプト段階よりプロジェクトに参画。有名建築家と様々なプロジェクトを多数進めている。グリーンディレクションやランドスケープデザインなど植栽の第一人者として多くの案件を手がける。最近はグリーンに関わるブランディングやコンサルティングなど幅広く活躍。
 
クリエイティブディレクター(KADOWSAN共同代表)
伊藤 直樹

PARTY代表取締役
クリエイティブディレクター / アーティスト / 起業家。2011年、ナラティブとテクノロジーで「未来の体験」をつくるクリエイティブ集団「PARTY」を設立。現在、クリエイティブディレクター兼CEOを務める。『WIRED』日本版クリエイティヴディレクター。京都芸術大学情報デザイン学科教授。23年4月開校予定の私立高等専門学校「神山まるごと高専」カリキュラムディレクター。The Chain MuseumやStadium Experimentなどの事業も行なう。アート作品に日本科学未来館の常設展示「GANGU」、森美術館「未来と芸術展:2025年大阪・関西万博誘致計画案」など。受賞歴はグッドデザイン賞金賞、メディア芸術祭優秀賞、カンヌライオンズ金賞など国内外で300を超える。
 

 

The Chain Museum代表(KADOWSAN取締役)
遠山 正道

The Chain Museum代表取締役
スマイルズ代表取締役
1962年東京生まれ。
1985年慶応義塾大学卒業、三菱商事入社。
1996年より国内外で複数の個展開催。
2000年株式会社スマイルズ設立。
Soup Stock Tokyo、Pass The Batonなど多数ブランドを展開すると共に、企業であるスマイルズが作家として2015年より越後妻有大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭などに檸檬ホテルなどの作品を出展。
2021年 東京ビエンナーレ招聘。
現在は、街に開放されたミュージアム「The Chain Museum」、アートの新たなるプラットフォーム「ArtSticker」などを展開している。


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Top images : © 株式会社 KADOWSAN

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