News

2023.07.20

知財ニュース

自走型ロープウェイ「Zippar」、国土交通省の報告書に“新しいモビリティ”として掲載

Zippar

Zip Infrastructure 株式会社は、同社の開発する自走型ロープウェイ「Zippar」が国土交通省交通政策審議会の報告書に掲載されたことを発表した。

「Zippar」は、道路を拡張することなく建設できる「都市型自走式ロープウェイ」。通常のロープウェイと異なり、駅間でのロープ(線路)のカーブや分岐を自由自在に設けられ、柔軟な経路設計が可能な特徴を持つ。都市部の渋滞解消や新興国のインフラとして、新しい交通手段として利用が期待される。

【Zipparの特徴】

①安価:1㎞15億円、建設期間訳約半年とモノレールに比べ、約1/5のコスト・期間で建設が可能です。

②自動:自動運転のため、時間帯や路線など、旅客需要に応じて柔軟に車両数を増減させることができます。

③自由:「Zippar」は既存のロープウェイと違い、カーブや分岐を自由自在に設けることができ、柔軟な路線設計ができます。

④安全:道路上空を走るので交通事故を起こさず、支索を2本とすることで、風速30m/sまで安定して運行できます。

今回掲載されたのは、国土交通省-交通政策審議会の交通体系分科会地域公共交通部会による「地域公共交通の「リ・デザイン」の実現に向けた新たな制度的枠組み等に関する基本的な考え方」の最終とりまとめ。

Zippar 国土交通省-交通政策審議会-交通体系分科会-地域公共交通部会-最終とりまとめ~地域公共交通の「リ・デザイン」の実現に向けた新たな制度的枠組み等に関する基本的な考え方~ 掲載ページ

本審議会は、人口減少や少子化、マイカー利用普及の変化による地域の公共交通機関利用者の減少や、新型コロナウイルスの感染拡大により減少した交通サービスの現状、対応の方向性や課題を、DXやGXの推進等でリ・デザインしようというもの。

2022年4月には1.9億円を資金調達するなど、大きな注目を集めている同社。交通インフラの起爆剤となることに期待したい。

Zippar

F0Lge8qaAAAP90z

プレスリリースはこちら

国土交通省交通政策審議会 特設サイト

国土交通省交通政策審議会 概要はこちら

「Zippar」知財記事

Top Image : © Zip Infrastructure 株式会社

広告