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2025.02.26
知財ニュース
メルカリ、最短1日で売却できる「オークション機能」の提供開始―価格提案の負担を軽減、出品購入双方へのメリットを期待

株式会社メルカリは2025年1月29日、新たな販売方法として「オークション機能」の提供を開始した。価格交渉の負担を軽減し、よりスムーズな取引体験を提供するためのもの。
メルカリでは従来、「価格なし出品」機能を提供していたが、「いつ売れるかわからない」「価格交渉が面倒」といった課題が挙げられていた。同社の調査では、約7割のユーザーがオークション機能の利用を希望しており、オークションでは希少性の高い商品や人気商品を売ってみたいというニーズがあることが分かったという。
「オークション機能」では、出品者が商品を一定期間オークションにかけ、最高入札額を提示した購入者に商品が販売される仕組み。
出品者は販売開始価格を設定し、購入希望者はオークション期間中に希望額を入札。オークション期間は、最初に入札された日の翌日20時台までとなり、終了時に最高価格で入札しているユーザーが落札者となる。
新機能により、出品者は商品を素早く手放せるだけでなく通常出品よりも高値で売れる可能性があり、購入者は価格提案をすることなく納得のいく価格で商品を購入できるとされる。
今後は、出品者が「オークション機能」と、既存の価格を設定する販売方法を選択できるようになり、出品の選択肢が広がることになる。
Top Image : © 株式会社 メルカリ