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2024.10.25
知財ニュース
ホンダ、新型EV「Honda 0シリーズ」発表―世界初の溶接技術、2026年世界展開予定
Hondaは「Honda 0 Tech Meeting 2024」を開催し、2026年から世界展開を予定しているHondaの新型EVシリーズ「Honda 0(ゼロ)シリーズ」に搭載される予定の、革新的な次世代技術の数々を公開した。
Honda 0シリーズは、“Thin, Light, and Wise.(薄く、軽く、賢く)”という新たなEV開発アプローチにより、従来の概念にとらわれないゼロからの発想で創り出す、全く新しいEVシリーズ。
専用に開発したアーキテクチャーを軸に、「共鳴を呼ぶ芸術的なデザイン」、「安全・安心のAD/ADAS」、「IoT・コネクテッドによる新たな空間価値」、「人車一体の操る喜び」、「高い電費性能」という5つのコアバリューを提供する。
具体的な技術としては、世界初のCDC接合技術により、軽く強度の高い素材の使用範囲を拡大することが可能に。ボディー骨格の軽量化による電費の向上と、衝突安全性能を両立する。
また、軽量化と低重心化を実現する新開発のEV専用プラットフォーム、小型化と高効率化を両立した新開発の小型e-Axle、薄型化と長寿命化を実現したバッテリーパックなどを発表した。
また、空気抵抗を低減するアクティブエアロダイナミクスシステムや、快適性と省電性を両立するサーマルマネジメント技術も発表した。
走行性能においては、Honda独自のダイナミクス統合制御により、軽快かつ一体感のある走りを想定。ステア・バイ・ワイヤや高精度な姿勢制御技術の採用により、ドライバーの意図に忠実なハンドリングと安定した走行を実現する。
さらに、Honda独自のソフトウェアデファインドビークル(SDV)構想の下、AIやコネクテッド技術を駆使した高度な運転支援・自動運転システム、パーソナライズ化されたデジタルUX、そして進化し続けるOTAアップデートなど、「賢さ」を追求する様々な技術が盛り込まれているという。
Honda 0シリーズのさらなる進化は、2025年1月に開催される「CES 2025」で発表される予定。
Top Image : © 本田技研工業 株式会社