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2023.10.06
知財ニュース
株式会社プロドローン、バイオエタノール燃料のみでの無人ヘリコプター飛行に成功
株式会社プロドローン(PRODRONE)はSDGsと持続可能な社会を目指し、事業を展開している。その一環として、カーボンニュートラルな社会を目指して、無人ヘリコプターPDH-GS120をバイオエタノール燃料だけで飛行させる試みに成功したことを2023年9月、発表した。
SDGs:今回のテーマに当てはまる目標
今回、エンジン内部を見直し、純度99.8%の日本製バイオエタノールのみを燃料として使用した。この燃料は、品質面でお酒と差異がない。通常のガソリンに比べて燃費は劣るが、ペイロードなしの状態で1時間以上の飛行を達成し、飛行時の静粛性も向上した。
無人ヘリコプターPDH-GS120は、充電が難しい災害時や強風時など、厳しい環境下でも飛行が可能だ。PRODRONEは引き続き、カーボンニュートラルな社会の実現に向け、無人ヘリコプターやドローンを用いて社会課題や地域課題の解決に励む。
PRODRONEは、地域から最も信頼されるドローンカンパニーを目指し、中部圏でのドローンエコシステムの構築に注力している。最大ペイロード30kgのマルチコプター「PD6B-Type3」や、2時間の飛行が可能で耐候性に優れたヘリコプター型「PDH-GS120」など、産業用ドローンの開発と製造を手掛けている。
また、PRODRONEは2023年9月、みずほリースと業務提携契約を締結し、ドローンのサブスクサービスの開始を発表している。
Top Image : © 株式会社 プロドローン