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2024.04.16
知財ニュース
オルツとADK、ADKグループ大山俊哉CEOのAIクローン「AI-CEO」を制作─新入社員125名にAIからパーソナルメッセージ
パーソナルAIの開発および実用化を行う株式会社オルツは、同社が開発・提供している、デジタル上で人間の再現を可能にする人格生成プラットフォーム「CLONEdev」を活用し、株式会社ADKホールディングスと共同で「ADKグループ大山俊哉CEOのAIクローン『AI-CEO』」を制作した。
「AI-CEO」は、2024年4月1日に開催されたADKグループの2024年度入社式において、新入社員125名それぞれにパーソナライズしたメッセージで新入社員を歓迎したという。
「AI-CEO」は、ADKグループの企業情報をはじめ、大山俊哉CEOと新入社員125名のプロフィールなどを事前に学習し、新入社員それぞれに最適な歓迎メッセージをアウトプットする生成AIソリューション。
入社式当日は、会場ロビーに「AI-CEO」が設置され、新入社員が画面越しに自分の名前を伝えると、それぞれにパーソナライズした歓迎メッセージがリアルタイムで生成されたという。
その後、実際に入社式に登壇した大山CEO本人からは、グループのビジョンや広告マーケティング業界の未来、生成AIの最新トレンドなどを交えながら、生成AI時代の新入社員に向けた祝辞が贈られた。
今回の施策は、未来のADKグループを担う新入社員に対し、最新のテクノロジー体験を通じて、顧客体験の重要性や楽しさを体感してもらうことを目指して企画されたもの。
ADKは今後も、AI CoEが中心となり、AIクローン「AI-CEO」などのAIクリエイティブの可能性をはじめ、生成AIやデジタル・テクノロジーによる幅広いソリューションや体験デザインの提供を模索していきたい考え。
また、オルツは、AIの技術を駆使して、CEOやCXOなど経営層のビジョンやプロフィールを学習したAIクローンを生成し、さまざまな活用の可能性を検証していく予定。「生成AIの利活用やデータ分析の高度化をはじめとするテクノロジー活用など含め、各業界・業務に最適な生産性向上のソリューションの開発・提供を引き続き推進していきたい」としている。
Top Image : © 株式会社 オルツ