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2021.09.24
知財ニュース
日本全国の無料給水スポットが探せるアプリ「mymizu」─ペットボトルの消費を減らす

一般社団法人Social Innovation Japanが運営する「mymizu」とは、使い捨てプラスチックの消費を減らし、人々の消費行動を持続不可能から環境に責任を持つものに変えることを目指して生まれた日本初の給水アプリだ。
同アプリでは、世界中20万ヶ所のカフェやレストラン、公共施設などが無料で給水できる場所「mymizuスポット」として登録されており、どこにいても気軽に水の補給ができる。
日本では現在、IKEA Japan国内全店舗をはじめ、47都道府県で計1,200ヶ所以上の飲食店やホテルなどが給水パートナーとして登録されており、ユーザーが登録したスポットなどを含めると、計9,000ヶ所以上の「mymizuスポット」が地図上に登録されている。
2020年初めには、ユーザーが削減できたペットボトル本数やCO2排出量、節約できた金額などをトラッキングする「リフィルトラッカー機能」を搭載。環境への貢献度を可視化できる設計となっており、一人ひとりの環境問題への意識を高めることが期待されている。
2021年の夏には、NIKEとの共同キャンペーン「Move for No Waste」を実施し、都内80カ所の「mymizuスポット」が誕生した。80カ所の中には、株式会社アダストリアが運営する「BAYFLOW吉祥寺店」「niko and ... TOKYO」など、ファッションやライフスタイルを提案する店舗も含まれており、賛同する企業や店舗の広がりが伺える。
現在、使用後に投棄されたペットボトルは毎年500万から1,300万トンものプラごみとして世界中の海に流入し、魚や海鳥などの海の生態系を脅かし、人類への悪影響も避けられない状況だ。
このような環境問題を一朝一夕で解決することは難しいが、mymizuを利用して、つい買ってしまいがちなペットボトルの削減を目指す『サスティナブルな行動』を心がけてみてはいかがだろうか。
Top Image : ©mymizu