株式会社Liberawareとブルーイノベーション株式会社は、2025年1月28日に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受け、一般社団法人日本UAS産業振興協議会（JUIDA）からの協力要請に応じ、屋内点検用ドローンを活用した下水管内の緊急調査を2月5日、実施した。

株式会社Liberawareの調査では、同社の屋内点検用ドローン「IBIS2」を活用。堆積物に至る手前の地点でキャビンらしきものを発見したという。下水管のように人で調査するには困難で危険を伴う環境をドローンにて代替することの有効性が確かめられたとしている。

株式会社Liberawareによる調査

また、ブルーイノベーションによる同調査には、屋内点検用ドローン「ELIOS 3」を活用。「ELIOS 3」は、GPSが届かない環境下でも安定した飛行が可能な点が強みで、今回の調査では、事故現場から約600m下流のマンホールからドローンを投入し、下水管内部の状況を詳細に調べることができたという。

ブルーイノベーション株式会社による、「ELIOS 3」による下水道点検のイメージと自動取得された3Dマップ（※他現場事例）

ブルーイノベーションの調査では、ドローンが撮影した内部映像に加え、リアルタイムに表示される高精度な3Dマップを用いて迅速かつ精細な状況把握に貢献。今回のドローンによる調査は、人が直接立ち入ることが困難な下水管内の安全確認を効率的に行う上で、非常に有効な手段となることが証明された。

ブルーイノベーション株式会社による調査

株式会社Liberawareとブルーイノベーション株式会社の両社は、今後も官公庁や自治体をはじめとする関係機関との連携を強化し、全国各地の下水道点検における効率化と安全性向上に貢献していきたい考え。

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埼玉県八潮市道路陥没事故発生に伴うJUIDA‐D³(Drone Disaster Dispatch)派遣のご報告（一般社団法人日本UAS産業振興協議会 【JUIDA】）

Top Image : © ブルーイノベーション 株式会社