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2022.05.06
知財ニュース
オンラインものづくりサービス「EMARF」が新素材リリース記念展覧会を開催―作家7組とコンペ最優秀賞受賞者の作品を展示
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木製ものづくりのデザインからパーツ加工までの工程をクラウドで完結できるオンラインものづくりサービス「EMARF(エマーフ)」から、同サービス内で新たに取り扱いの始まる新素材「カラーMDF」のリリース記念イベントとして、5月7日(土)から東京・新木場の榎戸材木店にて『EMARF COLOR THINGS EXHIBITION』と題した展覧会が開催される。
本展覧会では新素材「カラーMDF」を使って制作された7組の作家による作品を展示する。また、展覧会に先駆け事前に公募していた学生限定コンペティション「COLOR MDF DESIGN COMPETITION」の最優秀賞受賞作品・吉原拓実さんと杉山真道さんによる連名作品を実際に制作し、同会場で展示する。
『EMARF COLOR THINGS EXHIBITION』出展者
01 Studio POETIC CURIOSITY
02 高橋沙耶
03 長岡勉
04 田邉雄之建築設計事務所
05 都淳朗(Konel)
06 Nope Lab.内間絢美
07 スタジオメガネ
08 学生限定デザインコンペ最優秀賞 吉原拓実 / 杉山真道(芝浦工業大学 大学院理工学研究科建築学専攻修士2年)
「3D5C Whiteboard」 / 都淳朗(Konel) 作品コンセプト:
ホワイトボードは、会議やプレゼンテーションだけでなく、ディスカッションやレクリエーション、ブレインストーミングにもしばしば使われる。何度でも書き直せることから多くの場面で活躍するが、平面的なホワイトボードは真にクリエイティブと言えるのか。筆記者と発言者に役割は分断され、発言者の言葉が非同期的に筆記者のフィルターを通って記される。発言者の目線はホワイトボードに固定されて互いに目が合うことも多くない。
3D5C white boardは立体的な形状で、参加者の数だけペンの色数が変化し、参加者の中心に配置することで、参加者同士の役割、目線、思考、常識、あらゆるものの境界を曖昧にし、思考の軌跡を循環させ、回るほどに発想は膨らんでいく。
新素材「カラーMDF」は、繊維状にした木くずを染料で先染めしてから接着剤で固め、板状に成形した材料。切削断面が綺麗に仕上がり、どこを切っても小口と表面が同色で色むらがない加工ができるのが特徴で、アール加工もバリ(加工する時にできる出っ張りやトゲ)が出にくく綺麗に仕上げることができる。クリア塗装をすると濡れ色になり、色に深みを増す表現も可能。EMARFでは18mm、全5色(黒、グレー、赤、青、黄)から選択できる。
オンラインものづくりサービスEMARFは、2020年5月のサービスローンチ以降、家具やプロダクトの製作にとどまらず、アート作品、建築内装、仮設建築など幅広いシーンで利用されている。同サービスを用いることで、これまで専門知識が必要だったり、コストや納期などの制約で諦めたりしていた人も、EMARFサービスを使いCADデータをオンラインから入稿するだけで、木製のパーツを手元に調達することができる。
今回の展覧会は、新素材「カラーMDF」の実際の風合いや、オンラインものづくりサービス「EMARF」を使ってクラウド発注され製作されたプロダクトを、オフラインでリアルに現物を見ることができる貴重なイベントとなっている。
『EMARF COLOR THINGS EXHIBITION』展覧会概要
会期:2022年5月7日(土)〜5月14日(土)
会場:株式会社榎戸材木店 (東京都江東区新木場3丁目6−6)
時間:12:00-19:00(土日祝:11:00-18:00)
定休日:水曜日
入場:無料
*新型コロナウイルス対策として、ご来場時には下記イベントページより来場登録をお願いいたします。
イベントページ:https://colormdf-emarf.peatix.com
会場WEB:https://www.enokido-lumber.co.jp/
Top Image : ©︎ VUILD 株式会社