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2021.05.25

知財ニュース

パワード義足を開発するBionicM株式会社、資金調達実施と新経営体制強化を発表

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パワード義足を開発するBionicM(バイオニックエム)株式会社が、事業拡大を目的に、資金調達および経営体制を強化したことを発表した。

引受先は、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズに加え、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、国立研究開発法人科学技術振興機構の3社で、合計5.5億円の資金調達を実施した。

BionicMはこれまで、人々のモビリティに力を与えることを目的に、下肢切断者のモビリティを向上させるパワード義足を開発してきた。BionicMのパワード義足は、デザイン性の高さを維持しながら、ロボット工学と生体工学を融合させることで、センサーによって姿勢や動作を認識してユーザーの動きをアシストすることができる。膝伸展をアシストすることで膝折れを防止し、躓いたときにも動力によって体重を支えられるなど、安全性も優れており、安定したスムーズな動きを実現している。2020年には、世界3大デザイン賞のひとつとされる「Red Dot Design Award」のデザインコンセプト部門において最高賞となる「Luminary」を受賞した。

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国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究開発型スタートアップ支援事業、および課題解決型福祉用具実用化開発支援事業、厚生労働省の障害者自立支援機器等開発促進事業へも採択されており、日本貿易振興機構(JETRO)による日本発知的財産活用ビジネス化支援事業と特許庁による知財アクセラレーションプログラム(IPAS)への採択を通じて知財戦略を強化し、国際出願を含む特許出願も行っている。

今回の資金調達により、パワード義足の実用化に向けた研究開発・臨床評価試験・生産・販売、日本・中国両国における事業活動の加速、知財戦略実行の強化、人材採用を行っていくとのこと。開発・臨床評価試験においては、2021年の実用化に向けトライアルユーザーを募集し、製品としてのブラッシュアップを進めていくそうだ。

また、経営体制の強化にあたって、東京大学での自身の研究成果を事業化した起業家である程涛(てい とう)氏が取締役に就任。中国百度の日本法人バイドゥ株式会社との経営統合後は、世界初のプロジェクター付きシーリングライト"popIn Aladdin"を開発・販売しており、IoT技術領域・アジア地域ビジネスのスペシャリストとしての知見をもとに、パワード義足の事業へ支援を行う。

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Top Image : ©BionicM株式会社

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