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2021.10.15
知財ニュース
指輪型決済ウェアラブルデバイス「RINGO PAY」が登場─財布やスマホが不要で決済可能
スマホや財布を持っていなくても、電子マネー決済が可能な指輪「RINGO PAY」が登場した。実験的なプロダクト製作を手がける「VITRO」の主宰者である高橋良爾氏が、応援購入サービスの「Makuake」でプロジェクトを実施している。
RINGO PAYは、指にはめて持ち運びができ、電子マネーの決済・チャージが可能な、指輪型の決済ウェアラブルデバイス。リングは指へのフィット感を重視し、素材にシリコンを使用。シリコンにはサイズ調整の溝が施されており、指の大きさや好みに合わせて、ユーザー自身がリングのサイズを調整できるようにしている。
指に装着する際は、シリコンの両端の金具をはめ込むだけ。活動計などのウェアラブルデバイスでも使用されているシリコン素材を使っているため、金属製デバイスと異なり、着脱しやすく気軽に身につけられるという。
電子マネーの決済時は、楽天Edyカードでの支払いと同様に、レジの読み取り機にかざして支払う。チャージをする際は、コンビニエンスストアのレジで店員に依頼をするか、ATMで楽天Edyを選択して行う。いずれも読み取り機にかざすだけで、決済・チャージが可能。楽天Edyが使えるコンビニ・スーパー・自動販売機などで使用ができ、改札には対応していない。
■ RINGO PAY・決済イメージ動画
■ RINGO PAY・チャージイメージ動画
RINGO PAYは、決済にまつわる様々な悩みを解決することを目指し開発された。鞄に入れている財布やスマホが見つからない、ランニングする際に財布やスマホを持って行きたくない、スマホの画面ロック解除が面倒、スマホが電池切れして決済ができない、など。決済のちょっとした不便さ不自由さの解消を目指している。
開発者の高橋氏によると、初めて指輪型デバイスのアイデアを人に話した時、「いらない」という声が大多数だったという。しかし、TikToKで実施したアンケートでは13,100人が欲しいと回答(2021年9月14日時点)。Makuake掲載のRINGO PAYプロジェクトも好評で、9月25日には目標金額10万円の1,000%超を達成した。
RINGO PAYは、電子マネーの使用をよりカジュアルに・スマートにし、完全キャッシュレス化の未来に向け、電子マネーの活用を後押すると期待される。
Top Image : © 株式会社マクアケ