News
2025.07.04
知財ニュース
MetaとOakley、AI搭載スマートグラス「Oakley Meta HSTN」を発表

Metaは、Oakleyと協力して開発したAI搭載スマートグラス「Oakley Meta HSTN」を発表した。
「Oakley Meta HSTN」は、アスリートとスポーツファンのために開発されたAI搭載スマートグラスで、異彩を放つOakleyのスタイル、Metaの革新的なAIと大胆なウェアラブルデザインが融合されている。日常のライフスタイルにもフィットし、普段使いにも最適なスマートグラスだ。
パーソナルAIアシスタント内蔵のMeta AIが搭載されており、ユーザーは「Hey Meta」と話しかけるか、フレームをタップするだけで、Meta AIによるサポートや情報を受け取ることができる。また、「Hey Meta、動画を撮って」と言えば、ハンズフリーで最高の瞬間を録画してストーリーに投稿することができる。電話をかけたり、応答もハンズフリーで可能だ。
超広角1,200万画素カメラが内蔵されており、高品質な写真や3Kの動画撮影が可能。撮影中は、AIグラスのLEDプライバシーライトが点灯して周囲にそのことを知らせ、周囲の人のプライバシーも配慮している。撮影したコンテンツは、Meta AIアプリ経由でスマートフォンに同期されるとのこと。
Bluetoothスピーカー内蔵で、お気に入りの音楽やポッドキャストをスマートグラスから直接楽しめる。オープンイヤー型のため、周囲の環境音を遮断せず、楽しむことができる。
バッテリーは、Metaの「Ray-Ban Meta」よりも、さらに長時間のバッテリー駆動が可能。わずか20分で最大50%まで充電でき、フル充電で最大8時間(通常使用)、スタンバイで最大19時間使用できる。また、付属の充電ケースを使えば、外出先でも最大48時間の充電が可能だ。
スマートグラスには、視覚や聴覚、運動機能に制限のあるユーザーに役立つ幅広い機能が搭載されている。音声通話やビデオ通話、SMSの送信、写真の撮影といった操作も、すべて声だけで行うことができる。視覚に制限のあるユーザーには、Meta AIが周囲の状況について言葉で詳しく説明してくれる。Be My Eyesネットワークに接続して視覚ボランティアの支援を受けることもできるのだという。
限定版のOakley Meta HSTNが、7月11日より499ドルの限定版で予約受付を開始し、その他のコレクションは今夏後半より399ドルの通常モデルが発売予定だ。米国、カナダ、英国、アイルランド、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ベルギー、オーストラリア、ドイツ、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークでの販売が予定されている。また、今年後半にはメキシコ、インド、アラブ首長国連邦でも販売開始予定とのことだ。
Top Image : © Meta