News
2021.07.21
知財ニュース
多分野の最先端科学技術を200点以上展示した「Society 5.0科学博」が期間限定開催─日本が目指す2030年の未来社会を体験
内閣府は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)との共同主催により、日本が提唱する未来社会のコンセプト“Society 5.0”の実現に資するあらゆる業界の最先端科学技術を集結した展示会「Society 5.0科学博」を、7月15日(木)~7月28日(水)の期間で東京スカイツリータウンにて開催。
約50の企業・大学・団体が参加し、宇宙、海洋、モビリティ、医療、製造、農業、防災、エネルギーなどの分野において、計200点以上の最先端科学技術や最新の研究成果が展示されている。
本展示会は5つのステージ(Society 5.0のはじまり、科学技術のフロンティア、Society 5.0の未来像、Society 5.0 シアター、Society 5.0 への軌跡)で構成。最先端技術によって変化する未来のくらしや、日本のフロンティア分野である宇宙・海洋領域の最新イノベーション、「Society 5.0」の未来社会に向かうこれまでの軌跡を示した展示などを通じて、科学技術の面白さや大切さを発信する。
瓦礫の中を探索する災害対応ロボット、海底資源探査が可能な自律型無人探査機(AUV)、CO2を排出しない次世代エネルギーのアンモニア燃料電池、モビリティ革命である空飛ぶクルマ、薄くて柔軟でありながら強靭性のある新素材「しなやかなタフポリマー」で作られたコンセプトカーなどが展示されており、性別や年齢を問わず楽しめるのが特徴だ。
また、スマートフォンやパソコンから「Society 5.0科学博」の専用ホームぺージにアクセスすることで、本展の会場をバーチャルに再現した「サイバー展示」に参加することが可能。さらに、各業界で活躍する専門家の方々の講演をオンラインで視聴することもできる。
日本は、産学官の枠を超えた科学技術のイノベーションを振興するため、これまで数多くの政策を実行してきた。2021年度から2025年度を計画期間とする「第6期科学技術・イノベーション基本計画」では、イノベーションの創出を柱の一つとして位置付け、IoT、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータなどの先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れることで、経済発展と課題解決を両立する人間中心の社会「Society 5.0」を提唱している。
課題先進国である日本が世界に先駆けて模範となる未来社会の形を示すことで、世界の様々な社会課題解決や、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献が期待されている。
【Society 5.0科学博】
期間:2021年7月15日(木)~28日(水)
サイバー展示:7月17日(土)〜9月5日(日)
場所:東京スカイツリータウン内各所
料金:無料
※東京スカイツリー天望回廊の展示は、別途、展望台への入場料金が必要
公式HP:https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/society5_0_haku.html
Top Image :©東京スカイツリータウン