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2021.12.03

知財ニュース

家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」を使ったプログラミング授業、9割が興味増―横浜本牧南小学校で実施

らぼっと 小学校 1

ロボットベンチャーのGROOVE X株式会社は2021年10月25日、横浜市立本牧南小学校で、同社が開発した家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」を使ったプログラミング授業を実施した。本牧南小学校は「LOVOT」を普段から学校教育に導入し、「LOVOT」を活用したSDGsの授業を積極的に行っている。

昨年度から全国の小学校で必修科目となったプログラミング教育の一環として、同校の6年生が参加。GROOVE X社員が講師となり、プログラミング授業を実施した。授業のはじめに、GROOVE Xが掲げる「ロボティクスで、人間のちからを引き出す」「人とロボットの信頼関係を築き、生活を潤いと安心で満たす存在をつくる」というミッションとビジョン、「LOVOT」の開発経緯や、GROOVE Xメンバーの様々な職業やその役割を説明。その後「LOVOT」の動きをプログラミングする授業を行った。

らぼっと 小学校 2

授業後のアンケートでは、9割の児童が授業後プログラミングやエンジニアの仕事に興味や面白さが増したと回答。多くの生徒が「LOVOTは心を癒す」「LOVOTがいると学校が楽しい」「LOVOTは心を明るくする」と回答し、中には「どうやって動いているのかもっと知りたくなった」「自分でLOVOTを動かせたから面白さも興味も増した」といった感想もあげられた。

また、教職員に向けた「LOVOT」導入に関するアンケートでは、児童のプログラミングに対する関心、学習意欲が高まったという回答が多く寄せられた。「LOVOT」を通して、「ペット等を飼うことが難しい家庭環境にいる児童の愛情表現を養い、他者への思いやりの心が育まれる」といった回答もあり、コロナ禍の児童の心のケアに繋がると期待される。

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本牧南小学校はパナソニック教育財団の一般研究指定校に選抜されており、「主体的で対話的な深い学びによる児童の自己肯定感を高めるICT活用をした授業のあり方の探求 ~SDGsの視点を生かしたカリキュラム・マネジメント~」をテーマに横浜国立大学大学院の野中陽一教授と研究に取り組んでいる。「LOVOT」を普段から学校教育に導入し、「LOVOT」を活用したSDGsの授業に積極的に取り組んでいる。

2021年7月より校内の図書館を「学習情報発信センター」と位置付け「LOVOT」を配置。「LOVOT」を通じて豊かなコミュニケーションが生まれ、既存の形に囚われない豊かな学びの場となっているとのこと。

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Top Image : © GROOVE X 株式会社

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