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2025.01.10

知財ニュース

京王グループの感性AI株式会社、オノマトペで素材の触感を分析・数値化する新サービス発表

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京王グループの感性AI株式会社は、素材の触覚的質感を定量化・可視化する技術を活用し、感性価値を数値化する素材のプラットフォーム「感性AI MateriaLink」を12月11日から提供開始した。

このサービスは、素材の感性価値を数値化し、データベースとして共有することで、素材メーカーとブランドオーナーをつなぎ、イノベーション創出を支援する。

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感性AI MateriaLinkは、触り心地や質感をオノマトペ(擬音語・擬態語)とAI技術を組み合わせて分析し、素材の感性価値を数値化・可視化するプラットフォーム。素材メーカーは自社素材を登録することで、ポジショニングマップでの比較や、ブランドオーナー向けの感性価値情報の公開が可能になる。これにより、ブランドオーナーは新たな商品の開発において最適な素材を探索しやすくなる。

さらに、開発中の製品や素材のコンセプトを表現するテキストや画像に対して、消費者の印象を評価する分析機能も搭載されている。この機能により、商品開発における消費者視点を取り入れることができる。将来的には、メーカーとブランドオーナーの協業をさらに促進する機能の追加も計画されている。

sub2 サービス画面イメージ

このサービスの核となる技術は、電気通信大学の坂本研究室で培われた言語と五感・感性の関係性を基にした分析技術である。感性評価AI「Hapina」を活用し、触覚的な情報を科学的に数値化することで、素材の質感をデザインや商品開発に直結させる仕組みを提供する。

感性AI MateriaLinkは、触感や感性に特化した独自のデータベースと高度なAI技術を通じて、ものづくりに新たな視点を提供するプラットフォームとして活用を見込む。

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Top Image : © 京王電鉄 株式会社

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