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2024.01.16

知財ニュース

ゲノム編集魚「高成長ヒラメ」、厚生労働省及び農林水産省への届出完了─「22世紀ひらめ」として販売予定

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ゲノム編集技術をはじめとした次世代品種改良技術により世界の水産業の課題解決を図るリージョナルフィッシュ株式会社は、2023年12月25日(月)、ゲノム編集技術を利用して開発した「高成長ヒラメ」について、厚生労働省と農林水産省への届出を完了した。

「高成長ヒラメ」とは、新たな品種改良技術「ゲノム編集技術」により、飼料の利用効率及び成長率が改善されたヒラメのこと。食欲抑制ホルモン「レプチン」の受容体である「レプチン受容体遺伝子」の働きをゲノム編集により機能欠損させることで、食欲が増進し高成長を促している。

高成長ヒラメは、すでに上市済の可食部増量マダイ、高成長トラフグに続き3例目のゲノム編集動物食品。

両省への届出手続では、今回のゲノム編集は、遺伝子組換えではなく自然界でも起こりうる変化であること、食品としての安全性が従来の食品と同程度であること(オフターゲットや有害物質の産生が認められない)、生物多様性に悪影響を及ぼすものではないことが確認されている。

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日本の養殖業は、飼料の主原料である魚粉生産の9割以上を輸入に依存しており、円安や地政学的リスクによる飼料価格の高騰が危惧されている。そこで高成長ヒラメのように飼料の利用効率がよく、高成長な養殖魚を作出することで、効率的かつサスティナブルな養殖を実現し、日本の水産業の振興に貢献することを目指す。

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高成長ヒラメは、22世紀にはあたりまえに食卓に並んでいるかもしれないヒラメという意味から「22世紀ひらめ」と命名され、今後、自社ECサイトなどで販売される予定。

プレスリリースはこちら

ゲノム編集技術応用食品(ヒラメ)の事前相談に係る確認結果 (厚生労働省)

Top Image : © リージョナルフィッシュ 株式会社

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