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2026.05.22

知財ニュース

宇宙ベンチャー「GRU Space」、月面ホテルの予約を開始―2032年に宿泊開始か

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宇宙ベンチャー企業のGRU Space(グルー・スペース)は、独自の月面ホテル建設プロジェクトを発表し、同社公式サイトを通じて宿泊予約の受付を開始した。

同社が掲げる構想によると、月面ホテルは2032年の設置を予定しており、最大4名が滞在可能なモジュール式の居住施設となる。建材には、月の砂である「レゴリス」などの現地調達材料を活用する計画だ。運用の期間は10年間を想定しており、滞在者は月面や地球の絶景を眺められるほか、月面歩行(ムーンウォーク)をはじめとする様々な月面アクティビティを体験できるとしている。

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プロジェクトは、以下の3つのミッション(ロードマップ)に分けて進行する方針だ。

  • ミッション1(2029年予定): 約10kgの試験用ペイロード(積載物)を月面に送り、現地材料を用いた初期的な建築実験や検証を行う。

  • ミッション2(時期未定): より大型のペイロードを月面のピット(縦穴)に設置し、大規模建設に向けたさらなる実証試験を実施する。

  • ミッション3(2032年予定): 最大4名が数日間滞在できる月面ホテル施設を正式に設置・開業する。

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将来的にはホテルの規模を拡大し、収容人数を4人から10人へ増員することや、運用期間の延長も目指すという。同社は「今後、月への輸送コストが下がり、打ち上げ頻度が向上すれば、人類が月面へ恒久的にとどまる基盤が整い、火星開拓への道も開かれる」と、プロジェクトの長期的な意義を強調している。

宿泊の選考プロセスおよび費用も公表された。宿泊希望者は、まず予約申請後に同社による審査を受ける必要がある。選ばれた参加者は事前の訓練(ミッション)を経て、実際の月面滞在へと向かう流れだ。予約手数料として1,000ドルが必要となるほか、審査通過後には最低25万ドルからの保証金が求められる。最終的なツアー価格は未定だが、1,000万ドル(約15億円)を超える超高額ミッションとなる見通しだ。

GRU Space公式サイトはこちら

月面ホテルの詳しいロードマップはこちら

Top Image : © GRU Space

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