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2024.01.08

知財ニュース

JALグループ、水素航空機スタートアップ企業3社と協業を開始─日本の航空会社初

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日本航空株式会社(JAL)は、飛行中のCO2排出量をゼロにすることができ、将来の持続可能な空の移動手段の1つとして期待される、水素燃料の次世代航空機を日本の空へ導入することを目指し、水素航空機の開発を行うH2FLY GmbH(ドイツ)、Universal Hydrogen Co.(アメリカ)、ZeroAvia Inc.(アメリカ)のスタートアップ企業3社と、それぞれ基本合意書を締結した。安全性、経済性、整備性などについての検討を進める。

今回の協業における水素航空機のターゲットは、水素を直接燃焼させるのではなく、水素と大気中の酸素の化学反応により発電を行う燃料電池と、電動モーターにより推力を得て飛行する航空機とのこと。

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主な協業内容としては、水素航空機に関する最新の開発状況を共有し、日本国内での将来的な実現に向け、安全性・経済性・整備性などの観点において、機体の設計・仕様に航空会社としての知見を反映すること。また水素航空機に関する安全性や最新の情報を積極的に発信し、日本国内での社会受容性を高めること。

JALグループは、CO2の排出量削減に関し、2050年までのカーボンニュートラルの実現を目標に掲げている。また、今回協業する各社は、水素を燃料の一部として使用した飛行試験をすでに実現し、2020年代半ば~2030年代に水素航空機の商用化を予定する、世界で水素航空機の開発をリードする存在だ。

今回の基本合意書の締結により、それぞれ異なる特色を持った3社と広く協業することで、日本国内での運航に求められる厳しい安全基準を満たす水素航空機の設計開発に貢献する。さらに、水素航空機導入に向けた機運を醸成することで、安全・安心でサステナブルな未来の空を創る活動を推進するとともに、日本の空への水素航空機の導入をリードしていくとしている。

プレスリリースはこちら

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Top Image : © 日本航空 株式会社

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