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2025.09.19
知財ニュース
世界初、“空気からつくった水”で仕込んだ日本酒 「江戸開城 空気水仕込」誕生

株式会社アクアムは、空気から水を生成する独自技術を活用し、23区内唯一の酒蔵で知られる「東京港醸造」の杜氏 寺澤善実氏と共同で、世界初となる空気水仕込の⽇本酒「江⼾開城 空気⽔仕込」を開発した。
同製品は、空気から水を生成するアクアムの独自技術を活用したもので、河川や湧水および上水道インフラに依存しないため、環境負荷の少ない水資源の活用を実現できる。
今回、同製品は兵庫県産山田錦(精米歩合60%、酵母901号)を使用し、東京港醸造のフラッグシップ銘柄「江戸開城」の「SUSTAINABLE SAKE PROJECT AIR」の一環として醸造。アクアム独自の技術による、日本人が飲んでも美味しいと感じられることを目指した「空気からつくった水」は、日本酒醸造においても雑味のないクリアな味わいを実現した。
空気製水機は、空気清浄されたきれいな空気から水分を効率よく吸着し、さらに高性能浄水フィルターで浄水後、国産天然鉱石フィルターでミネラルを添加することで、水道法51項目の水質基準をクリアした安全でおいしい飲料水を製水する。電気さえあれば飲料水が得られるため、平時はもちろん、災害時においても非常に有用な技術として注目を集めている。
”空気からつくった水”で仕込んだ日本酒・「江戸開城 空気水仕込」は、伝統的な日本酒造りに最先端の環境技術を組み合わせることで、持続可能な未来に向けた新しい酒造りの可能性を示唆するものとして注目の取り組みだ。
Top Image : © 株式会社 アクアム