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2025.02.28
知財ニュース
ユーハイム、大阪・関西万博でAI職人「THEO(テオ)」のバウムクーヘンカフェをオープン―AI職人が自動焼き上げ、食べ放題で提供

株式会社ユーハイムは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)内の「EARTH TABLE~未来食堂~」エリアにて、AI搭載バウムクーヘン焼成機「THEO」を実装したカフェ「THEO’S CAFE by JUCHHEIM」を出店する。
同社は日本創業100周年を機に掲げた理念「お菓子には世界を平和にする力がある Peace by Piece」を実現すべく、大阪・関西万博を通じて、人とAIが提供するお菓子が笑顔を生む未来のカフェを世界に提案したい考え。
カフェの中心となるのは、ユーハイムが独自開発したAI搭載バウムクーヘン焼成機「THEO」。THEOは、ユーハイムの職人が長年培ってきた技術を学習した「AI職人」であり、熟練の人間の職人と遜色ないバウムクーヘンを自動で焼き上げることが可能だ。カフェではこのTHEOが3台稼働し、毎日焼きたてのバウムクーヘンを「食べ放題」で提供。ふんわりとした食感と、なめらかな生クリームやジェラートとの組み合わせを楽しむことができる。
店舗デザインは「ユーハイムの夢の卵」をテーマに、バウムクーヘン作りに欠かせない「卵」をモチーフに創られた。内装は白を基調とし、丸みを帯びた家具を配置することで、明るく優しい空間を演出。店舗の壁やテーブルには、実際にユーハイムのバウムクーヘン作りに使われた卵の殻を再利用しており、サステナブルな取り組みも体現している。
お菓子を作ったあとに残るゴミも無駄にせず、店そのものの建築に取り入れるという、サステナブルな未来のお菓子屋さんの在り方を表している。
また、カフェでは、バウムクーヘンの製造過程で余った生地をフードトラックで活用する「リ・ボーンクーヘン」という新たなスイーツも展開予定。バターと卵がたっぷり使われた贅沢な生地を、フードトラック内で別のお菓子に生まれ変わらせ、バウムクーヘンの新たな可能性を提案する。
Top Image : © 株式会社 ユーハイム