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2023.09.12

知財ニュース

VRで江戸時代にタイムトラベル、「江戸時空」が9月15日まで開催─歴史CG作家・中村宣夫氏とコラボレーション

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歴史CG作家・中村宣夫と先進映像TECH共創ラボ- EJEVAR(エジェバル)のコラボによるVRで江戸時代にタイムトラベルできるイベント「江戸時空」が、9月15日までカレッタ汐留で開催中だ。

同イベントは、精密再現された寛永時代の江戸城本丸御殿と日本橋、裏長屋、吉原を、最先端のVR技術でタイムトラベル体験できるというもの。3DCGにより、江戸の町、日本橋の町の美しさや、長屋の狭さ、吉原の妖艶さ、江戸城の壮大さなどを体感できる。

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会場では、EJEVARによる5つのコンテンツ「DOME ROOM」「CUBE ROOM」「SURFACE」「VRゴーグル」「LANTERNA」で江戸の世界へ誘われる。


「DOME ROOM」と「VRゴーグル」では江戸城御殿内部、日本橋、裏長屋は当時の生活の様子をナレーション付きで詳しく上映。英語対応のコンテンツも視聴できる。


「CUBE ROOM」では3面に投影される美しい映像、「SURFACE」では中村宣夫氏の過去の作品をスライドショーとして上映するほか、ドームやキューブには含まない、江戸各所や江戸城4天守を上映するという。

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「LANTERNA」と店内サイネージはカフェや生活の一部に江戸を感じられるディスプレイ。アートが生活の一部だった江戸時代の人々の生活を、現代の最新技術で再現している。


主な見どころは4つ。1つは、精密に再現された江戸城御殿内部だ。さまざまな儀式を行い、大名たちと謁見する大広間や黒書院・白書院がある「表向(おもてむき)」、将軍が生活や政務を行う「中奥」、正室や側室たちのための「大奥」まで、大名として江戸城に登城したかのような江戸城ツアーが楽しめる。

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2つ目は、日本橋のVRは江戸時代に描かれた絵巻「熈代勝覧」の再現。「熈代勝覧」は江戸時代後期の文化2年(1805年)頃の日本橋通りを描いた作品で当時の様子が克明に描かれている。

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3つ目は、江戸の裏長屋。日本橋通りから裏長屋に入ると、狭い長屋にたくさんの人が家族のように生活し江戸の経済を支えていた庶民の生活が伺える。「もったいない」の精神で全てのものをリサイクルした証も散見されるという。

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4つ目は、今は無き江戸文化「吉原遊郭」。吉原VRでは吉原遊廓にあった扇屋の内部を再現。入口にある張見世を見てから、吉原内部の妖しい雰囲気を体感する。

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同イベントは、歴史を学ぶだけでなく新しいVR表現としても楽しめ、中村氏は「歴史好きだけでなく、歴史が苦手な人、また大人から子供まで江戸をVRで体験して欲しい」としている。

プレスリリースはこちら

「江戸時空」HPはこちら

Top Image : © EJEVAR

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