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2025.04.30
知財ニュース
日本初「没入型LEDブース」を提供―天井・床・壁の5面に曲面ディスプレイを採用した、視野角全て包むルーム型LEDビジョン

株式会社NO MOREとLED TOKYO株式会社は、日本で初めてとなる「没入型LEDブース」の提供を開始した。
天井・床・壁の5面のルーム型ビジョンで、視野角すべてを映像が包みこむ「没入体験」を手軽に提供する。
同没入型LEDブースは、日本国内初導入(※2025年3月末時点、同社調べ)の最新プロダクト。
天井、床、壁の5面すべてにLEDビジョンを配置したルーム型の構造を持ち、コーナーパネルを曲面にすることで、従来の箱型ディスプレイでは実現できなかったシームレスな映像表現を可能にした。これにより視野角全体が映像で包み込まれるような、手軽でありながら非常に高い没入体験が提供される。
「没入型LEDブース」は耐荷重性能にも優れており、内部に人や什器を設置することが可能。そのため、POP UPショップへの組み込みや、企業のプロモーション、ブランディング活動、さらには映像ギャラリーやフォトブース、アトラクションやゲームといった多岐にわたる用途で活用が期待されている。
また、遠くから見てもインパクトのあるサイネージとしての効果も高く、設置場所や目的に応じた柔軟な演出が可能だ。
近年、消費者の価値観は「モノ」から「コト」へと変化しており、体験や時間に重きを置く傾向が強い。エンターテインメントやプロモーションの分野でも「体験型」「没入」といったキーワードが注目されており、VRゴーグルに代表される個人に閉じた体験から、ゴーグルなしで没入感を生み出す視覚体験や、視覚以外の感覚を刺激する演出が主流になりつつある。
海外では巨大LEDサイネージなどを活用した没入空間演出が定着しており、日本国内でも、増加するインバウンド層に向けて新しい没入体験の創出が求められてきた。
今回提供される「没入型LEDブース」はこのような市場のニーズに応えるものであり、今後、没入体験演出の新たなスタンダードとなる可能性を秘めたプロダクトとして注目が集まっている。
Top Image : © 株式会社 NO MORE