No.1116

2026.04.20

廃棄されるアスパラガスの茎を使ったほうじ茶

翠茎茶(すいけいちゃ)

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概要

「翠茎茶(すいけいちゃ)」とは、生産の過程で普段は廃棄される上質なアスパラガスの茎を使ったアスパラガスほうじ茶。企画・販売を「REDD」、アスパラガス生産を「白石農園」、加工作業を「かたくり福祉作業所」と「社会福祉法人あかねの会」が担うことで農福連携を活かしながら練馬区内で完結する “農・創・福” エコノミーサイクルによる6次化商品の生産を実現している。ノンカフェインで子供や妊婦の人でも安心して楽しめる。ホットでもアイスでも、お酒の割りものや料理のベースとしても、さまざまな用途に使用できる。

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なぜできるのか?

通常破棄されるアスパラガスの茎を使い、一年間で約800kgの生ゴミの削減を目標としたお茶

アスパラガスの切り下である茎の部分は出荷されるまでの過程で通常は廃棄されている。しかし、この茎の部分は、栄養や甘みがたっぷり含まれている美味しくて上質な素材。このお茶は、そのアスパラガスの茎を鮮度の高いまま回収し、洗浄した後に乾燥にかけ、ムラが起こらないように確認を行いながら丁寧に乾燥し、低温で焙煎を行うことで完成する。じっくりとローストする過程で【甘み】と【旨み】を引き出し、香ばしいアスパラガスほうじ茶へ生まれ変わる。青臭さはなく、香ばしさが引き立つほっこりとした味わいとなっている。一年間で廃棄されるアスパラガスの茎の約800kgの削減を目標とし、お茶を飲むことで社会貢献アクションに繋がる優しくて美味しいお茶づくりを目指している。ノンカフェインで子供や妊婦の人でも安心して楽しむことができる。

ホットやアイス、料理のベースとしても使用可能

ホットでもアイスでも、お酒の割りものや料理のベースとしても、さまざまな用途に使用できる。ホットは、急須に茶茎を入れ(200ccで2〜3gが目安)熱湯で3分ほど抽出し、一度で3〜5煎は楽しめる。コーン茶のような香ばしさと、あとを引く甘さがクセになり、リラックスしたい時におすすめ。ごくごく飲みたい時は水出しがおすすめで、茶茎をポットに入れ水を注ぎ(1リットルで5gが目安)、冷蔵庫の中などで一晩置くだけで美味しく抽出される。冷蔵庫に一晩おいてキリッと冷やすことで、シャープな甘みが感じられる。旨みが豊富なので野菜だしとしてもおすすめ。ベジタブルカレーやスープの隠し味に、少し濃いめに出したお茶をお出汁として活用できる。

ポータブル性とコンパクトさにこだわったパッケージ

パッケージは、ポータブル性とコンパクトさにこだわり、屋内だけでなく、イベントやアウトドアでも使用できる。どこでも翠茎茶を楽しめるようにラベルにハトメを打つことでぶら下げたり持ち運びがしやすいパッケージデザインとなっている。また中身が見えやすいクリアパッケージは、手軽な10gサイズ(別容量の40gパックもあり)で、普段使いでも、手土産でも、嬉しいサイズにこだわっている。

農家、福祉、企画事業者の3つの事業連携で生まれたお茶

農家、福祉、企画事業者(クリエイティブ)の3つを掛け合わせることで生まれる、新しい経済循環モデルを目指している。近年農業界で「農福連携」というスキームが注目を集めている。これは、福祉施設の利用者が農作業に従事することで、新たな雇用と生きがいや居場所をもたらし、農家側に労働力を提供する仕組みや考え方のこと。しかし、この従来の農福連携のスキームでは、アスパラガスの切り下は全て生ゴミとなり、一週間で約20〜30kgが排出されていた。REDDは、廃棄されていたアスパラガスの茎を洗浄した上で乾燥し、さらに焙煎を行いお茶にするというアイデアでアスパラガスほうじ茶を開発。東京都練馬区でアスパラガスを生産する「白石農園」と近隣にある福祉作業所の「かたくり福祉作業所」はこれまで従来の農福連携スキームを行っており、この従来の農福連携スキームを生かしながら、更に練馬区内の福祉作業所「社会福祉法人あかねの会」へ加工プロセスをレクチャーし、高い品質でアスパラガスほうじ茶の生産を可能にした。廃棄物を再価値化した6次化商品を、専門の工場を持たずにファブレスで、加工まですべてを練馬区内で完結するエコノミーサイクルを構築。ゴミを減らしながら経済循環を生み、農福連携を促進する新しいサーキュラーエコノミーモデルとなった。また、1次商品の生産過程で生まれる余剰を活用して6次化商品を生み出すことで、収益構造が二軸になるダブルサイクルモデルが発生する。REDDは、「農福連携」にクリエイティブのスキームを加えることで、通常の1次産品と6次化商品による収益の二軸化構造が成り立つこの仕組みと考えを、新たな経済循環モデル『農・創・福 エコノミーサイクル』として提唱していく。

相性のいい産業分野

製造業・メーカー

他分野と協力したシステムで新たな経済循環を構築

環境・エネルギー

破棄される食材を使用して生ごみの削減に貢献

医療・福祉

福祉施設と連携したビジネスモデルで新たな経済循環モデルの支援

教育・人材

福祉施設と連携することで新たな人材の確保と経済支援

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © 株式会社 REDD